ずっと気持ちが落ち気味…。うつ病のひとつ「気分変調症」って?

更新日:2017/05/31 公開日:2017/05/31

メンタルヘルス

うつ病の分類のひとつとされる「気分変調症」。抑うつ状態が慢性的に続くときは、もしかしたら気分変調症かも知れません。正しい治療を行うためにも、こちらで気分変調症について詳しく知っておきましょう。

気分変調症は、うつ病のひとつに分類される症状です。どのような特徴があるのか、また、どのように対処すればよいのかをチェックしておきましょう。

気分変調症とは

気分がさえない抑うつ状態がほぼ1日中あり、それが長い間続く慢性疾患のことを「気分変調症」といいます。

一般的にいわれるうつ病(大うつ病性障害)とよく似た病気ですが、常に落ち込んでいるという感覚や、より軽症で長い期間続く点が異なります。うつ病との区別はドクターでも難しく、うつ病としての治療途中で気分変調症であると判明することもあります。

引用:ヘルスケア大学

気分変調症は、軽いうつ状態が2年以上続き、他のうつ病の症状に当てはまらない場合に診断されることが多いようです。

アメリカ精神医学会による診断基準DSM-IVの中で、躁状態がなく、あまり重症でないが長期間持続する症状を「気分変調性障害」と定義するようになりました。そして、WHOの定義ではこの症状が「気分変調症」と呼ばれる症状なのです。

引用:ヘルスケア大学

気分変調症の原因とは

原因には、抑うつ状態になりやすい性格や、社会的・心理的ストレスなどが関係するといわれています。

たとえば、発病と関連があると指摘されている性格形成として、過度な規則正しさや他者への気づかい、自尊心の低さ、内省好きなどがあります。さらに認知療法論では、現実と理想の落差が自尊心を傷つけ、無力感を生じさせると仮定しています。このほか、社会的、心理的な慢性ストレスも原因になると考えられています。

引用:ヘルスケア大学

気分変調症の治療法とは

気分変調症の治療法には、大きく分けて2つあります。ひとつめは「精神療法」です。

環境のストレスが大きいならば、調整を検討し対応します。それぞれの人が抱える背景によって治療の内容は異なりますが、自分自身や物事に対する誤った否定的な考え方を改めたり、自尊心を高めたり、家族との交流を見直したり、問題に対する解決法を一緒に考えたりします。また、楽しい経験をし、リラックス法を覚えることも治療です。子供の頃の感情など、過去を整理する場合もあります。

引用:ヘルスケア大学

ふたつめは、「薬物治療」です。精神療法と併用して行われることもあるようです。

これまで用いられてきた三環系抗うつ薬は、眠気などの副作用が見られるケースがありました。近年開発されたSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)は、比較的副作用が少ないとされていますが、臨床的な効果は三環系より弱いことが知られています。症状によって、抗不安薬や睡眠導入剤を使用することもあります。

引用:ヘルスケア大学

日頃から心のケアを

気分変調症は、うつ病と同じように治るまでに時間がかかることもあります。発症してしまわないためにも、日頃から適度にストレス発散することが大切です。また、精神的につらいなと感じたら、医師へ相談してみるのもひとつの方法です。

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