美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

ブルーライトをカットして目の疲れをオフ

更新日:2017.06.21
公開日:2013.03.28
ドクター画像
この記事の監修者
クリントエグゼクリニック 医師 黒田愛美

パソコンの画面から出ているブルーライトは眼にどのような影響を及ぼすのでしょうか。眼の負担を軽減させる、ブルーライトをカットするパソコン用メガネなど、様々な改善方法をドクター監修の記事で解説していきます。

最近になって、ブルーライトという言葉をよく聞くようになりました。パソコンの画面などから出ているブルーライトが体に良くないとか、それをカットするパソコン用メガネがあるだとか…。

しかし、ブルーライトというのは、そもそもなんなのでしょう?どうして体に悪いといわれているのでしょうか?今回は、そんなブルーライトの正体を探っていきましょう。

ブルーライトとは?

光というものには波長があり、その波長の長短によって、人は光の色を識別することができます。一般的に人の目で確認できる光を、可視光線と呼びます。具体的には、400nmから、780nmで、それ以上短いと紫外線、それ以上長いと赤外線と呼ばれる光になるのですが、それらは目で確認することはできません。しかし、目では確認できなくても、350nmから800nmほどの波長の光であれば、可視光線でなくても、目の角膜や水晶体の奥まで届いてしまうのです。

ブルーライトと呼ばれる光は、ちょうど380nmから495nmと言われています。その短い波長は、紫外線に近く、実際、ブルーライトというのは紫外線に良く似た性質をもった光なのですが、紫外線と違って問題なのは、目の中まで入ってきてしまう光であるということです。

自然光にもブルーライトは存在しますが、最近のパソコンやスマートフォンのLED画面からは、かなり多くのブルーライトが発生されるといわれています。それは、画面が暗くては作業がしにくくなってしまいますから、各メーカーがこぞってディスプレイを明るくした結果だといわれています。

ブルーライトによっておきるトラブル

ブルーライトが人の体に与える影響に関してはまだ研究段階で、今のところブルーライトが目に悪いという医学的な根拠はないのですが、ブルーライトは紫外線にとても近い性質の光。紫外線が人体に与える影響に近いものが、ブルーライトによっても与えられるのではないかということが考えられています。考えられるトラブルとして、網膜の変形、ピントのズレといったものから、チラつきやまぶしさを感じるようになったり、目が疲れやすくなったりすることがあげられます。

また、本来人間というのは、青色光に含まれる朝日の光で目覚め、オレンジ光の夕暮れでリラックスしたまま、就寝を迎えるというリズムが備わっていると言われています。

パソコンやスマートフォンのブルーライトは、朝を連想させやすいため、体が活発化し、睡眠を妨げるのではないかとも言われています。

このように、長時間のパソコンやスマートフォンの使用によって眼精疲労が起きたり、睡眠の質が下がると、顔は血行不良を起こします。くまには大きく分けて”茶グマ”、”青グマ”、”黒グマ”の3種類がありますが、疲れや睡眠不足によって引き起こされるのはこの青グマ。目のまわりの血行を滞らせ、また睡眠不足を引きおこすことから、ブルーライトは美容の側面からも良くないものとされているのです。

どちらにせよ、パソコンやスマートフォンのようなまぶしい画面を長時間見続けることは、眼に負担をかけることには変わりありませんので十分注意が必要です。

ブルーライトの様々な改善方法

目に負担をかけているといわれるブルーライトをカットするべく、最近では様々なブルーライトの対策グッズが売られています。

たとえば、スマートフォンやPCディスプレイの画面に貼るブルーライトをカットする保護シートというものがあります。画面シートはブルーライトをカットさせるだけでなく、画面の反射やぎらつきも抑えることができます。また、最近メガネメーカーから出ている、ブルーライトをカットするようなPCメガネも、画面のちらつきを抑えることができるので、パソコンによるデスクワークがメインの方にはおススメです。

グッズを購入しなくても、パソコンによっては、色調設定によって青を弱めに変えることもできます。色調だけでなく、明るさそのものを変えることもできるので、パソコンを長時間使用する方は、少し弱めてみるといいかもしれません。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座