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気になる!フケの種類と原因

更新日:2016.12.09
公開日:2014.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

フケには大きく分けて、「乾性フケ」と「脂性フケ」の2種類があります。両者はまったく正反対の原因で発生しますので、自分のフケがどちらのタイプであるかを見極めることがフケ対策の第一歩となります。ここでは、フケの種類と原因について、ドクター監修のもと詳しく解説しています。

フケの種類と原因

フケ対策には、まずフケの種類を見極めることが大切

自分なりにフケ対策をしてみたはいいものの、一向に効果が現れない…そんな人も少なくないのではないでしょうか。もしかするとこれは、自分のフケのタイプとケア方法が間違っているのが原因かもしれません。

正しいフケ対策をするためにはまず、フケの種類と原因について知っておきましょう。「フケ」といっても、大きく2つのタイプに分けることができます。それは、乾燥によって発生する「乾性フケ」と皮脂の過剰分泌による「脂性フケ」です。

両者はまったく正反対の原因によって起きますので、見極めることが大切です。場合によっては、フケ対策のつもりがかえって逆効果ということもあるので注意が必要です。

頭皮が乾燥しすぎて発生する「乾性フケ」

乾性フケとは?

頭皮が乾燥しすぎることによって出るフケです。パラパラと自然と落ちてきて肩に積もるようなフケがこちらに該当します。

このフケの正体は、頭皮の表皮細胞が塊のままはがれ落ちたものです。

健康な状態であれば、表皮細胞は充分な時間をかけて角質層となり、目立たない形ではがれていきます。これはターンオーバーという皮膚が再生するサイクルです。頭皮から潤いが奪われてしまうとこのターンオーバーのサイクルが乱れて正常に機能しません。すると大きな塊のままフケとなって頭皮からはがれてしまうわけです。

乾性フケの原因

乾性フケの大きな原因としては、「頭の洗いすぎ」をあげることができます。フケには不潔なイメージがありますので、フケ対策としてはつい念入りに頭を洗ってしまう方が多いのですが、実は乾性フケの場合には逆効果なのです。

というのも、あまりにも念入りに洗ってしまうと、頭皮の角質層にダメージを与えたり、必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮のバリア機能や水分保持力が低下してしまうからです。

「皮脂」という言葉にもネガティブなイメージがあるかもしれませんが、健康な頭皮を保つためには皮脂は不可欠です。頭皮は皮脂の層によって保護されているからです。

また、洗い方に問題がある方も目立ちます。フケが気になるあまり、強い力で爪を立ててゴシゴシと頭を洗っている人はいませんか?これも皮脂を必要な分まで剥がすことになりますので、乾性フケを招いてしまいます。

ベタベタと脂っぽい「脂性フケ」

脂性フケとは?

脂性のフケとは、ベタベタと脂っぽいフケのことです。髪の毛にくっついたまま落ちないフケがこれにあてはまります。

脂性フケは乾性フケとは反対に、頭皮の皮脂が多すぎることによって起こるものです。頭皮は、身体の中で最も皮脂の分泌量が多い部位と言われています。おまけに汗もかきやすいため、頭にはすぐに汚れが溜まってしまいます。

フケの見た目も脂性フケと乾燥フケとでは違います。個人差がありますが、一般的には脂性フケのほうが塊が大きく、やや黄色がかっていることが多いようです。

脂性フケの原因

脂性フケの原因は、体質以外には主に2つです。まずは、頭が清潔に保たれていないこと。何日も洗髪をしていなかったり、洗髪の仕方が下手だったりすると、頭皮に皮脂や汚れが残りすぎてフケの原因となります。

もうひとつは、食生活の問題です。脂っこい食品やナッツ類、香辛料などを好んで食べている方は皮脂の分泌量も多くなりますので、脂性フケが発生しやすくなります。

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