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フケ対策にはシャンプーが重要!正しいシャンプーの選び方

更新日:2016.12.09
公開日:2014.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
赤坂ビューティークリニック 院長 青山秀和

フケを改善するためには、正しいシャンプー選びは欠かせません。肌質にあわないシャンプーを使い続けていると改善しないどころか、さらにフケが悪化する可能性があります。このページでは、フケ対策に適したシャンプーの選び方や使い方について、ドクター監修のもと詳しく解説します。

正しいシャンプーの選び方・使い方

シャンプーは頭皮に大きな影響を与える

フケの原因は主に頭皮のトラブルによって引き起こります。改善するための近道は、頭皮ケアの方法を見直してみることです。最も簡単で効果が現れやすいのは、使用するシャンプー剤を変えることです。

シャンプーの役割は、洗浄剤(界面活性剤)によって頭皮の汚れや皮脂を取り除くことにあります。他の皮膚と比べて頭皮は皮脂分泌が多いため、一般的に洗浄効果が比較的強い界面活性剤が使われています。洗浄力が高いということは、それだけ頭皮への影響も強いということです。

自分の頭皮に合ったシャンプーを選ぶ

市販品であれば、当然さまざまなテストを通って商品化されているわけですから、極端に頭皮に悪いというシャンプーは存在しないはずです。

しかし、頭皮の肌質や状態は人によって異なります。頭皮ではなく髪の毛の仕上がりばかりを重視してシャンプーを選んでいると、「髪には合うけど頭皮には合っていない」ということが起こりえます。

頭皮は非常にデリケートです。自分以外の人に効果があったものや髪の仕上がりをメインに作られたシャンプーが、必ずしも自分の頭皮に合っているわけではないことを理解しておきましょう。

シャンプー選びのポイント

フケ対策に適したシャンプーは、自分の頭皮にあった優しいシャンプーと言えます。「優しい」とは頭皮に負担を与えないシャンプーのこと。これまで頭皮に負担を与えているせいでフケが出ていた場合、シャンプーを変えるだけで、フケが改善される場合があります。シャンプー選びのポイントを以下に紹介します。

フケにはアミノ酸系のシャンプー

シャンプーは界面活性剤の種類から、「アルコール系シャンプー」「アミノ酸系シャンプー」「石鹸系シャンプー」の3つに大きく分けることができます。

いずれのタイプのシャンプーも店頭にはたくさん並んでおり、それぞれにメリットがあります。フケ対策を意識してシャンプーを変える場合は、洗浄力の強さを考えて「アミノ酸系シャンプー」を選んでみるとよいでしょう。アミノ酸系シャンプーは、他のタイプより洗浄力がマイルドなので、頭皮への刺激になりにくいからです。

洗浄力の強いシャンプーは、本来必要な皮脂まで取り除いてしまいやすいので、頭皮をさらに乾燥させフケを発生させることになりかねません。

また、強い界面活性剤は皮膚に残りやすい性質をもっているため、すすぎが足りないと頭皮に残ってしまったり、毛穴をふさいだりしてしまう可能性もあります。この場合も頭皮トラブルとなって、フケを発生させてしまいます。

ノンシリコンタイプを選んでおくほうが無難

シャンプーにはシリコンタイプとノンシリコンタイプに分けることができます。フケを改善するためにはノンシリコンタイプを選ぶとよいでしょう。

多くのシャンプーにシリコンが入っているのは、洗いあがったあとに髪のツヤを出すためです。確かにツヤのある髪の毛を維持するためにシリコンは効果的ですが、すすぎが足りないせいでシリコンが頭皮に残ってしまうと、頭皮に負担を与えてしまいます。

シリコンは安全な物質とされ、医療の現場でも使われています。しかしながら、シリコン入りのシャンプーによって頭皮トラブルを起こす方もいるので、フケが気になる場合は使用しない方が無難です。

かゆみや炎症を伴うフケには薬用シャンプー

「薬用」と書かれているシャンプーは、肌荒れやかゆみがとれる有効成分を含んだシャンプーのことです。シャンプー売り場を眺めていると、フケ対策に特化した「薬用シャンプー」を見かけることもあるでしょう。

例えば「ジンクピリチオン」や「二硫化セレン」といった成分は、抗菌・抗炎症作用があり、かゆみや炎症を伴うフケ対策に効果があります。頭皮に炎症やかゆみがある場合は、こうした有効成分の配合された薬用シャンプーを試してみるのもよいでしょう。

それでも改善されない場合は?

アミノ酸系のシャンプーや薬用シャンプーを使用してもフケが減少しない場合は、シャンプーに含まれる成分にアレルギーがある場合が考えられます。敏感肌用やアトピー向けの添加物をなるべく含まない低刺激性のシャンプーを試してみましょう。

また、頭皮に刺激を与えるパーマやカラーリングはなるべく控え、スタイリング剤もできるだけ使用を控えるか、毛先だけなど、頭皮に付着しないように注意するようにしてください。

それでも改善しない場合は、脂漏性皮膚炎など、頭皮に皮膚疾患が発生している可能性があります。自己判断で間違ったシャンプーを使うと、効果が出ないどころか逆効果になる場合がありますので、一度ドクターに相談することをオススメします。

頭皮に優しいシャンプーの使い方

いくら頭皮に優しいシャンプーを買っても、使い方を間違えてしまっては台無しです。せっかく選んだシャンプーなのですから、その効果を最大限に生かしたいものです。

ポイントとしては、「よく泡立てて使う」こと、「頭皮に直接つけない」ことの2つを心掛けるようにしましょう。

そのほか、『頭皮の乾燥やフケを改善する正しいシャンプー法とは?』の記事では、より詳しく頭の洗い方を解説していますので、合わせてご覧ください。

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