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病院でのワキガ(腋臭)治療・手術(5)ボトックス注射

更新日:2017/02/23 公開日:2014/07/01

この記事の監修ドクター

すなおクリニック 院長
土屋沙緒先生

わきの下に注射するだけで軽度なワキガの症状に効果的といわれているボトックス注射。汗に大きな効果を発揮します。治療時間が短く、効果を早く実感できることが特徴です。そこでこの記事では、ワキガ治療におけるボトックス注射について詳しく紹介しましょう。

ボトックス注射のメカニズム

ボトックス注射はボツリヌス菌の毒から生成された成分を注入して、顔面やまぶたのけいれんの治療、シワやたるみ、小顔対策など美容医療でも用いられています。毒と言っても、毒性を排除した安全なものを使用します。

ボツリヌス菌の毒は、筋肉の収縮を命じる神経伝達物質アセチルコリンの分泌を抑える作用があります。アセチルコリンは発汗するときの伝達物質でもあり、その分泌をブロックすることで汗を減少させるということからワキガや多汗症の治療に応用されています。

ボトックス注射の特徴

ボトックス注射は主にエクリン腺の汗に働きかけます。そのため、多汗症とワキガを併発している方や「汗をかくのでは…」「におったらどうしよう」という不安による精神的な発汗に効果的です。

ボトックス注射がアポクリン腺へ直接作用するわけではありませんが、汗によるにおいの拡散を防ぐことや、わきを乾燥した状態に保ち菌の繁殖を抑制することが、結果としてにおいの軽減に繋がるのです。このことから、軽いワキガの症状の方におすすめの治療です。

ボトックス注射のメリット・デメリット

メリット

ボトックス注射のメリットは、皮膚を切開しないので傷が残ることもないこと、治療時間も片側で5分程度(麻酔なしの場合)と短いこと、治療当日から普段と変わらない生活が送られることなどがあげられます。また、効果が現れるまでの時間が短いことも特徴で、早い方は翌日から、多くの方が2~3日で効果を実感できるといわれています。

デメリット

デメリットとして、ボトックス注射による効果は半永久的なものではないことがあげられます。ボツリヌス菌は時間の経過とともに吸収・排出されるため、効果がずっと続くわけではありません。平均的な期間は6か月程度といわれ、その長さには個人差があります。

ボトックス注射の費用

重度の原発性腋窩多汗症と診断された場合にはボトックス注射が保険適用となります。それ以外のケースではボトックス注射は基本的に保険外診療のため、5~10万円ほどの費用がかかります。

ボトックス注射の注意点

ボトックス注射は、適正な濃度と量が重要になります。濃度の高いものや不足量を注入したり、質の悪い製剤を使用したりした場合は、副作用や違和感、効果が出ないなどの結果となるケースがあります。病院を選ぶときは、慎重に行ってください。

ちなみに、胎児に対する安全性はまだ確立していません。半年以内に妊娠の可能性がある女性は、出産後にボトックス注射を受けることをおすすめします。

ボトックス注射はワキガ治療のひとつ

先に述べたように、ボトックス注射が有効なのは軽度のワキガの場合です。より軽度な場合は外用薬や内服薬を選択することもできますし、中~重度の場合、においの元にアプローチする治療を選ぶことができます。専門の医療機関を受診したうえで、自分の症状に合った治療を選択しましょう。

詳しくは、『重症度別!病院でできるワキガ(腋臭)の治療方法』をご覧ください。

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