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やっぱりお化粧を落とさず寝るのはNG?

更新日:2016.12.09
公開日:2014.09.01
ドクター画像
この記事の監修者
医療法人浩聖会 セイコメディカルビューティクリニック 理事長 曽山聖子

疲れて帰ってきた時など、つい面倒になってしまうのがメイク落とし。落とさずに寝てしまいたい誘惑にかられますが、化粧を落とさずに寝るのは百害あって一利なし。その理由を、ドクターの監修の記事で解説します。

化粧

疲れている時、お酒を飲んで帰った時、ついメイクを落とさずに寝てしまっていませんか?メイクを落とさず寝ることは、肌にとっては大きなダメージです。メイクを落とさずに寝てしまった日の肌は、一体どのような状態なのでしょうか。

メイクを落とさずに寝ると、一晩で3歳も歳をとる!?

仕事や家事で忙しく、後でメイクを落とそうと思っていたらつい朝まで寝落ちてしまった…。そんな経験がある人は多いと思います。しかし、それは肌の老化を加速させる原因のひとつです。

メイクを落とさずに寝てしまうと一晩で3歳も歳をとる、とも言われています。もちろん本当に3歳も歳をとるというわけではありませんが、それほど肌には良くないことなのです。

メイクアップ化粧品、特にファンデーションには肌との密着性を高めるために、油性の成分や顔料が使用されています。それらは放置しておくと汗や皮脂と混ざり合い活性酸素を出し、過酸化脂質に変化していきます。その汚れが毛穴に入り込むとターンオーバーがスムーズにいかなくなり、結果、肌の老化へと繋がってしまします。

顔ダニ発生の原因にも

毛穴に詰まった油や皮脂は、ニキビや肌荒れなどさまざまなトラブルを引き起こします。98%の割合で人の顔に生息しているという顔ダニの大好物は、こうした皮脂であることが知られています。

顔ダニは、わずか10日~14日で卵からかえり、増殖します。顔ダニはある程度であれば多くの人に存在するのでそれほど気にする必要はありませんが、量が増えすぎると皮膚炎を引き起こします。顔ダニを繁殖させないためにも、眠る前にはしっかりとメイクを落としておくことが大切です。

落とさず寝てしまった翌朝の対処法

それでもうっかりメイクを落とさずに寝てしまった場合は、翌朝、肌のダメージを回復させるケアを入念にすることが、その後のトラブルを回避することに繋がります。

まずはお風呂に入るか、蒸しタオルを当てる

古いメイクが残った肌はくすんでいるもの。このくすみはいつもと同じクレンジングと洗顔を行なっただけでは改善されません。

「くすみの原因」である毛穴の汚れと血行不良を改善するためには、まず毛穴を開くことです。汗をかいて老廃物を排出させ、皮膚のサイクルを正常に戻しましょう。入浴が難しい場合は蒸しタオルで顔を3分ほど蒸し、毛穴を開いてあげましょう。

クレンジング&洗顔で汚れをキレイに落とす

入浴や蒸しタオルで毛穴を開き血行を良くした後は、クレンジングと洗顔で汚れをきっちりと落としてあげましょう。すでにメイクをしたまま寝たことで肌にはかなりの負担がかかっているため、通常よりやさしく丁寧に行うことが肝心です。クレンジング剤はいつもより多めに、洗顔料もキメ細やかな泡で、指が直接肌に触れないように洗いましょう。

クレンジングの方法については『正しいクレンジング・メイク落としの方法とは?』の記事をご参照ください。

洗顔方法については『意外と知らない人が多い“正しい洗顔”』の記事をご参照くをださい。

十分保湿する

メイクをしたまま寝てしまった肌は、表面はベタベタしていても内側は水分を失い乾燥している状態です。クレンジングや洗顔で洗い流した後は、化粧水や美容液をいつもより多めに使い、しっかりと保湿することが大切です。

お肌のための正しい保湿の方法は『保湿力UPがカギ!肌をキレイにする方法』の記事の「保湿をパーフェクトにする3つのポイント」の項をご覧ください。

栄養のいい食事やサプリをとる

外側からのケアを十分にしたら内側からもハリを取り戻すため、栄養のある食事をとりましょう。ビタミンC(コラーゲンの合成を高め、色素沈着を防ぐ)、ビタミンB2(細胞の再生や成長を促進する)、ビタミンB6(健康な皮膚や髪の毛を作り、成長・代謝を促す)などのサプリメントを摂るのも有効です。水分補給も十分にしましょう。

そして、次の日の夜は、きちんとメイクを落として早めに就寝することも忘れずに。

 

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