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プロテオグリカンの変形性関節症への効果とは

更新日:2016.12.09
公開日:2014.10.01
ドクター画像
この記事の監修者
西麻布ヒフ・形成外科 院長 藤井佳苗

関節に痛みを伴う「変形性関節症」に悩まされる方が増えています。関節の痛みにプロテオグリカンが有効だと言われるのはなぜでしょうか。変形性関節症の原因と、プロテオグリカンの関係をドクター監修の記事で解説します。

関節

現在、日本人の約3千万人が「変形性関節症」にかかっていると言われ、女性がその割合を多く占めています。この変形関節症とはどのような症状か、またその症状改善に効果が期待できる「プロテオグリカン」という成分をご紹介します。

変形性関節症とは?

正常な状態であれば身体の各関節を動かす時、骨と骨の間にある軟骨がクッション代わりになるので痛みを伴うことはありません。変性関節症とは、この軟骨が変性したりすり減ってしまうことで痛みや腫れが起こり、関節の変形をきたす病気です。

関節症は遺伝的素因を背景に、使いすぎや体重負荷、外傷を契機に軟骨磨耗が起こり、進行して発症します。症状としては関節周囲の痛み、腫れ、引っ掛かり感、違和感などがあります。

プロテオグリカンの変形性関節症への効果

(1)軟骨細胞としての役目

軟骨の成分はおよそ70%が「水分」、残り30%のほとんどが「II型コラーゲン」と「プロテオグリカン」で構成されています。軟骨の中をネット状に広がるII型コラーゲンのすき間を埋めているのがプロテオグリカンです。プロテオグリカンが注目されているのは、軟骨に弾力性を持たせるための高い保水力があるためです。

しかし変形性関節症を発症すると、軟骨の損傷によりコラーゲン線維が壊れ、プロテオグリカンも変性してしまいます。

(2)プロテオグリカン摂取による効果

プロテオグリカンを摂取することで、軟骨前駆細胞という軟骨の細胞のもとになるものを増やすことができると言われています。軟骨の減少を予防できると症状の進行に歯止めをかけることが期待できます。さらには、抗炎症作用によって痛みの緩和も期待できます。このように、さまざまな角度から変形性関節症に働きかけるのがプロテオグリカンです。

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