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胃もたれのメカニズム

更新日:2017/05/16 公開日:2015/02/17

胃もたれの原因・症状

胃もたれとは、「胃が重く感じる」「お腹が張っているように感じる」など、食べたものが胃の中に残っているように感じる症状のことです。今回はこの胃もたれがどのようなメカニズムで起こるのかをご紹介していきます。

お腹を押さえる男性

どうして胃もたれが起こるの?

「胃もたれ」とは、食べたものがずっと胃の中に残っているように感じる症状のことで、胃の運動機能が低下することによって起こります。

私たちが食事でとった食べ物は、内容によっても多少違ってきますが、だいたい1~5時間ほど胃の中にとどまって消化されたあと、十二指腸へと送り出されます。

しかし、脂っこいものや刺激の強いものをたくさん食べたり、暴飲暴食をしたりして、胃に大きな負担がかかると、胃の運動機能が低下し、消化がスムーズに行われなくなります。すると、消化したものが胃の中に長くとどまり、胃が重く感じたり、お腹が張っているように感じたりする「胃もたれ」が起こるのです。

病気が関係している可能性も

しかし、こういった一時的な胃もたれは多少時間がかかっても、食べ物が胃から十二指腸、小腸へと排出されていけば自然に症状が治まります。

いつまでも症状が治まらなかったり、とくに食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしたわけでもないのに慢性的に胃もたれが起こる場合は、病気の可能性が考えられます。

胃もたれを引き起こす病気

胃もたれを引き起こす病気には、次のようなものがあります。

●機能性ディスペプシア(NUD):
胃もたれや胃の痛みなど、胃の不快な症状が3ヶ月以上続いているのに、内視鏡検査などでは、異常が見つからない病気のことです。

原因ははっきり解明されていませんが、自律神経の乱れや、ピロリ菌の感染などによって、胃の動きが悪くなっていたり、胃酸の刺激に対して過敏になっていたりすることで起こると考えられています。

●胃潰瘍・十二指腸潰瘍:
胃酸よって、胃や十二指腸が消化され、粘膜がただれたり、えぐれたりする病気です。胃液は、食べ物を消化するために強い酸性をしています。このため、胃の粘膜は粘液を分泌するなど、自身を胃酸の攻撃から守るための防御機能を持っています。

しかし何らかの原因で、攻撃と防御のバランスが崩れると、胃酸によって粘膜が傷つけられ、潰瘍ができてしまうのです。

●慢性胃炎:
主にピロリ菌の感染が原因で、胃の粘膜が慢性的に炎症を起こす病気です。胃粘膜の状態によって、表層性胃炎(粘膜の表面に軽い炎症による発赤がある状態)、萎縮性胃炎(胃粘膜が萎縮して薄くなっている状態)、肥厚性胃炎(胃粘膜が分厚くなっている状態)、びらん性胃炎(炎症によって胃粘膜がただれている状態)の4つのタイプに分けることができます。

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