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敏感肌のリップクリームの選び方

更新日:2017/08/28 公開日:2015/04/09

この記事の監修ドクター

医師
板東浩先生

敏感肌の人がリップクリームを選ぶ際には、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。唇は、ほかの皮膚とは構造が異なるので、その特徴を知ったうえで選ぶことが大切です。押さえておきたいポイントをお伝えします。

リップクリームの必要性

唇には皮脂腺と汗腺がありません。つまり、天然の潤い成分(皮脂膜)をつくりだすことができないため、外的刺激から肌を守るバリアがつくりにくいのです。さらに、角質層も薄いため、他の皮膚より外部刺激を受けやすいという特徴もあります。そのため、唇は常にリップクリームなどで保護してあげる必要があるのです。

敏感肌におすすめのリップクリームとは

敏感肌におすすめのリップクリームは、低刺激のものです。無香料や無着色などの余分な添加物のないものがよいでしょう。

精製度の高いワセリン(プロぺトやサンホワイト)は、不純物や余分な添加物が含まれないので、刺激が少なくていいでしょう。さらに、もともと角質層に存在するセラミドが入ったものも、保湿効果が高くてよいでしょう。

このほかリップクリームの配合成分にはさまざまなものがあります。例えば、グリチルリチン酸など、抗炎症成分。また、メントールタイプもあるほか、UV成分が入ったものもあります。こうした配合成分は有効である場合もある一方で、刺激のもとにもなり得ます。特に、唇が荒れた状態で塗ることで、かぶれの原因にもなりやすいので、注意しましょう。

敏感肌を改善するには、刺激を避けることがもっとも重要です。よって、配合成分は限りなくシンプルなものを選びましょう。色つきリップ(クリーム)などには多くの成分が使用されるので、これも避けるのが無難です。ただし、どの成分が合うかは人によって異なります。刺激の少なそうなリップを試し、自分に合ったものを継続して使うのが一番いいでしょう。

日常での注意点

乾燥してささくれた皮膚を剥がしたり、ピーリングで表面を削ったりするのはよくありません。ただでさえ薄い角質層をさらに削ってしまうことで、より刺激に敏感になってしまいます。唇を頻繁になめるのもやめましょう。なめた直後は水分で潤っているように感じますが、時間がたつと肌内部の水分も一緒に蒸発してしまうため、より乾燥がひどくなります。唇が乾燥していると感じたら、すぐに唇から水分を逃さなくするシールド効果の高いリップクリームで保護してあげましょう[1]。

塗ってもカサカサが治まらない、ヒリヒリやかゆみを起こすなど、どのようなリップクリームも合わずトラブルが改善しない場合は、皮膚科への相談も考えるとよいでしょう。

参考文献

  1. [1]中林治郎. “ポイントメーク化粧品” 美容皮膚科学 改訂2版. 宮地良樹ほか編. 日本美容皮膚科学会監修. 南山堂 2009; 196-206

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