食後の歯磨きは口臭対策にならないって本当?

更新日:2016/12/09 公開日:2016/01/15

口臭の予防・改善策

食事をしたら必ず歯を磨くという人は要注意です。食後に必要以上のケアを行うのは、口臭にとってマイナスである可能性があります。ドクター監修のもと、口臭が発生するメカニズムと、食後の正しい口腔ケアの方法を解説します。

ヘルスケア大学参画ドクター

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息をきれいにしようと、食事の度に歯を欠かさず磨いていませんか。実は、歯ブラシでゴシゴシ磨いたからといって、口臭が消えるわけではありません。むしろ、歯の磨きすぎは口腔環境にとってマイナスです。その理由と、食後の正しい口内ケアについて解説します。

食後の歯磨きが口臭対策にならない理由

口臭の原因のひとつとして、嫌気性菌の増殖があげられます。この嫌気性菌は、実は歯磨きのし過ぎによって増殖してしまうことがあるのです。と言うのは、歯磨きによって唾液が減少すると、嫌気性菌が活動しやすい状況になってしまうからです。適度な唾液は口臭予防に役立つので、唾液の量が増える食後の歯磨きは、とくに注意したいところです。

口臭予防効果のある食後の歯磨きとは

口内の細菌の数や毒素の量は、朝起きた直後に最大になるといわれています。なぜなら、眠っている間は唾液の分泌量が少なくなるからです。そのため、眠る前は菌の量を最小にするために、起きた後は増えすぎた菌を減らすために、口内のケアをする必要があります。

では、食後の口内ケアにはどのような意味があるのでしょうか。ご飯を食べた後は、一般に唾液の分泌量が上がります。唾液が多く出るということは、それだけ抗菌作用が高まるということです。それにもかかわらず、歯磨き剤を使用して歯を磨いたり、過剰にうがいをしたりすると、せっかく出た唾液がなくなってしまいます。

実は、歯と歯の間にある食べかすは、それほど多くはないのです。食後の口内ケアは、舌の上に残った食べ残しや飲み残しを取ることが目的と理解しましょう。

舌の汚れを落とすには、少量の水を口に含み、舌を上あごに押しつけるなどして、汚れを取る方法が効果的です。このとき、舌をブラシにする感覚で、頬のあたりの粘膜に付着した汚れも掃除します。舌がよく洗えたら、口に含んだ水は、そのまま飲み込みましょう。水を吐き出さないのは、口の中の唾液がなくなるのを防ぐためです。

また、シュガーレスのガムを噛み、唾液の量を増やす方法も口臭予防には非常に効果的です。とくに外食先では、ゆっくり口内ケアをする時間が取れないことも多いので、ガムを噛む方法は手軽で実践しやすいでしょう。

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