大人と子供で違う?斜視の原因とは

更新日:2016/12/16 公開日:2016/05/23

斜視の基礎知識

目の神経や筋肉の異常・両眼視の異常・遠視・片目の視力不良の4つが主な原因として考えられています。ここではドクター監修の記事で、斜視の原因や大人と子供の斜視の違いについて解説します。

斜視の原因は一体どのようなものがあるのでしょうか。今回はドクター監修の記事で「斜視のメカニズム」、「斜視の原因」、「赤ちゃん・子供における斜視の原因」、「大人における斜視の原因」について解説します。

斜視が起こるメカニズム

目を動かすには、眼球の周囲に付着している、内直筋や外直筋などの筋肉を収縮、弛緩させることが必要です。それぞれの筋肉の作用が強すぎたり、弱すぎたりすることによって、眼球が異なる方向を向いてしまいます。斜視とは、両眼の視線が正しく目標に一致しない状態です。

斜視を引き起こす原因となるもの

斜視には様々な種類があり、原因も複雑にかかわりあっていたり、不明なことも多々あります。主な原因として以下の4つが考えられます。

目の神経や筋肉の異常

目の神経や筋肉に異常をきたすと、正しく目標を向くことができなくなります。

屈折異常によるもの

強い遠視や近視があるなど、片眼の視力不良によって斜視になることがあります。

目の病気によるもの

他の目の病気で視力不良、斜視となっていることもあります。

全身や脳の病気によるもの

目から入った情報が脳で正しく認識されないと斜視になります。神経の病気で眼筋が麻痺し、うまく動かないことで斜視になることもあります。

赤ちゃん・子供における斜視の原因

遺伝によるものがあることは知られています。最近の研究では多因子型の遺伝が最も有力視されています。

子供の場合、目の神経や筋肉の異常と遠視が、斜視の主な原因とされています。寝起きに目の位置が少しずれてしまう程度であれば心配ありませんが、ズレが大きい場合や、常に斜視となっている場合には眼科を受診することをおすすめします。

大人における斜視の原因

近年パソコンやスマートフォンの使用時間が長くなり、疲れ目が原因で、もともと隠れていた斜視が大人になって出てくるということもあります。また、子供の頃に比べ、集中してピントを合わせ、目標を見続けることに疲れを感じるため、集中しているときは正常ですが、力を抜いてしまうと、斜視となる場合があります。子供の頃に治療を受け回復した斜視が再発することもあります。

さらに、外傷性斜視、脳や神経の病気が原因の麻痺性斜視を発症するケースもあります。

斜視は適切な診断と治療を受けることによって改善します。諦めずに、眼科を受診することが大切です。

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