胃もたれを解消するための対策や予防法

更新日:2017/07/26 公開日:2017/01/31

胃もたれの治療方法

胃もたれを解消するには、薬を服用する以外にも、食事や生活習慣などに気をつけて症状をやわらげることができます。ここでは、日常生活で手軽に実行できる、胃もたれの対処法や解消方法について、ドクター監修の記事で解説します。

丸茂恒二先生

この記事の監修ドクター

丸茂医院 院長
丸茂恒二先生

胃もたれの症状がある場合、薬を服用する以外にも日常生活に注意し、症状をやわらげて胃もたれを起こしにくくすることができます。胃もたれで困っているときに実行したい、日常生活でできる胃もたれ対策について解説します。

胃もたれはなぜ起きるのか

胃もたれは、胃に過度な負担がかかり、胃の機能が低下することによって起こります。胃が十分に動かず、長時間の食べ物の滞留や、胃酸分泌のコントロール不調が併発してさまざまな不快感を引き起こします。

胃もたれが起きたときにできる対処法

胃もたれが起きたときには次のようなことに気をつけると、症状の早期解消に対して役立ちます。

寝る姿勢に気をつける

横になるときは、身体の右側を下にすると効果的です。胃の入口は身体の左上にあり、右下から十二指腸へつながっているので、この向きで寝ると胃の内容物がスムーズに移動します。ただし、食べた直後は横になると胃の動きが低下するので注意が必要です。

消化によいものを食べる

胃もたれが起きているときは胃が弱っています。脂っこいものは避け、できるだけ胃に負担がかからない、消化によいものを食べましょう。

胃もたれの解消に効果的なツボ

胃もたれが気になるときに効果的なツボもあります。手首から3指分の部分にある内関や、へそとみぞおちの間にある中脘(ちゅうかん)などが有名です。息をはきながらゆっくりと押さえましょう。詳しくは、『胃もたれに有効なツボ』の記事をご覧ください。

胃もたれの予防のために心がけたいこと

誤った食事方法が、胃もたれの原因になることもあります。胃に負担をかけないように、次のようなことを避けると胃もたれの予防につながります。

食事量は腹八分目に

食べ過ぎは胃の中に食べ物が滞留しやすくなり、不快感を招きます。食事の際は腹八分目を心がけると、食べ過ぎを予防できます。

早食いしない

早食いは消化が間に合わなくなるだけでなく、満腹中枢が十分に働かず、食べ過ぎの原因になります。ゆっくりとよく噛んで食べることで、胃での消化を助けます。

寝る直前に食事をしない

食事をとってからすぐに眠ってしまうと胃の働きが低下するため、十分に消化できません。就寝時間の2時間前には食事を済ませておきましょう。

生活習慣から胃もたれを改善する方法

胃もたれがたびたび起こる場合は、気づかないうちに日常的な胃への負担があるかもしれません。生活習慣も見直してみましょう。

食生活の改善

食べ過ぎ、飲み過ぎに気をつけるだけではなく、胃腸に負担がかかる脂っこい食事や刺激物にも注意し、バランスのよい食事をとりましょう。過度の飲酒や喫煙も、胃腸に負担をかけてしまいます。

生活リズムの改善

生活が不規則になると自律神経が乱れて、身体にさまざまな不調が起きるだけではなく、食事の時間も不規則となります。

ストレスの発散

ストレスがあると自律神経が乱れ、胃のトラブルのもととなります。運動などによってストレスの発散を心がけましょう。

風呂にゆっくり浸かる

風呂に入ると、リラックス効果によって副交感神経優位となります。食事の直後は消化をさまたげてしまうので、1時間ほど経ってからの入浴がおすすめです。

ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点

  1. 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
  2. 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
  3. 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
  4. 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。

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