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BBクリームは肌に悪い?肌への負担はファンデーションとどちらが少ない?

更新日:2018.05.25
公開日:2018.02.23
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この記事の監修者
メイクアップアーティスト・メイク講師・美容コンサルタント 黒木絵里

オールインワン化粧品として一大ブームとなったBBクリーム。肌にやさしい、刺激が少ないなどさまざまな評判がありますが、肌に悪い成分はないのでしょうか。ここではそんなBBクリームの特徴や成分、そして肌にやさしいおすすめのBBクリームをご紹介します。

BBクリームはオールインワンで時短メイクを叶えてくれるとあって、海外でもとても人気があります。韓国で大ブームになったことで、日本でも人気に火がつきました。そんなBBクリームには、肌に悪い成分は入っていないのでしょうか。

ここではBBクリームの主な特徴とその効果や成分を確認した上で、美容家の黒木絵里さんがおすすめする、肌にやさしいおすすめのBBクリームをご紹介していきます。

BBクリームとは?肌に悪い化粧品なの?

BBクリームとは?肌に悪い化粧品なの?

BBクリームのBBとは、Blemish Balmの略、傷を修復するという意味を持っています。元はドイツで医薬品として開発され、手術の後など刺激に敏感になっている肌を保護することを目的として作られたといわれています。しかし、現在のBBクリームは「傷を修復する」という本来の意味のものとも違い、あくまでクリームタイプのファンデーションである以上の明確な定義があるものは少なくなっています。

BBクリームは、クリームファンデーション

BBクリームに定義がないということは、クリームタイプのファンデーションであれば、メーカーが自由に「BBクリーム」と称して販売することができます。実際には、クリームファンデーションに紫外線カットや保湿など、メーキャップ以外のスキンケアの機能を持たせたものをBBクリームとする傾向があります。しかし、BBクリームはあくまでメイクをするためのメーキャップ化粧品です。

BBクリームは肌に悪い?肌にやさしい?

「BBクリームは肌に悪い」と心配する人がいるかもしれませんが、BBクリームが他のメーキャップ化粧品と比べて肌に悪い、という物ではありません。もしBBクリームが肌に悪いということであれば、クリームタイプのファンデーションすべてに言えることです。一方で「BBクリームは肌にやさしい」というイメージが持っている人もいますが、肌への負担を考えるとBBクリームが肌にやさしいと言い切れるものではりません。

肌への密着するチカラが大きいものも
BBクリームすべてではありませんが、製品によってはメイク崩れをしっかり防げるものがあります。これは、一見するとメリットではありますが、それだけ肌に強い皮膜を張る成分が含まれています。つまり、肌への密着度が高く、強い洗浄力を持ったクレンジング剤でないと落とせないものです。そういったメイク崩れ防止を徹底したものは、肌への負担も大きいと言うことができます。

BBクリームの特徴と効果

BBクリームの特徴と効果

BBクリームの特徴とその効果を見ていきます。現在のBBクリームは、メイクだけでなく、スキンケアの要素を持った意味での「オールインワン化粧品」と呼ばれ、さまざまな化粧品メーカーが販売しています。

ファンデーションとの違い

主には、日焼け止めによるUVカットや乾燥を防ぐ保湿、美容液の役割(成分)を、クリームファンデーションに組み込んでいます。また、BBクリームは、ファンデーションよりもカバー力は少なめ。そのため、厚塗り感が出にくく、ナチュラルメイクに仕上げるのに活用される傾向があります。

肌をしっかりとカバーしたい場合や目指したい仕上がり次第では、BBクリーム以外のファンデーションをチョイスするのもおすすめです。なお、最近ではリキッドファンデーションで保湿成分などが配合されているものもあるため、明確な差がなくなりつつあるという見方もあります。

保湿効果

BBクリームにはコラーゲンやセラミド、ヒアルロン酸など、保湿効果のある成分が含まれているものもあります。これは、肌そのものの乾燥を防ぐというより、メイク時の乾燥を防いでメイクの崩れを防ぐものと考えましょう。つまり、メイク前の保湿ケアが不要になるというわけではありません。あくまで補助的な効果が期待できると捉えましょう。

UVカット効果

UVカット効果

美肌を目指すためには、夏の屋外だけでなく、日中はいつも日焼け止めを塗るのが理想的です。BBクリームの中には、紫外線吸収剤や散乱剤となる成分を配合することで、紫外線対策ができると訴求する商品が多いです。しかし、BBクリームはあくまでメーキャップ化粧品であるため、紫外線カット効果について期待しすぎるのはNGです。紫外線カットをしたい場合は、きちんと日焼け止めを使用する必要があります。

商品によっては刺激性のある成分が配合されている

BBクリームの成分は製造された会社によってさまざまです。物によっては肌への刺激が強い成分が配合されているかもしれません。しかし、脂性肌や乾燥肌、敏感肌など人によってそれぞれ刺激になる成分は違います。つまり、BBクリームを選ぶ際には、ほかの化粧品同様に自分の肌に合ったものを選ぶことが大切です。

アルコール(エタノール)

刺激成分であるアルコール(エタノール)は、肌に強い刺激を与えます。そして肌の水分を奪い、乾燥させてしまうので、乾燥の気になる肌や、敏感肌の方には特に使用を控えましょう。

ラウリル硫酸ナトリウム

ラウリル硫酸ナトリウム

合成界面活性剤の一つで、強い洗浄・脱脂力があります。そのため肌に必要な油分まで取り過ぎてしまうこともあるので乾燥肌の方は避けたい刺激成分と言えるでしょう。ラウリル硫酸ナトリウムはとても小さい分子で肌に残りやすいという特徴を持つので、購入の際は成分表をしっかりと確認しましょう。

BBクリームのメリット

BBクリームを使うメリットは、ひとつでファンデーション機能だけでなく、肌の保湿から保護までさまざまな効果を期待できる成分が配合されていることです。さらに肌の老化に影響を与える紫外線を防ぐUVカット効果もあるため、エイジングケアも期待大です。

また、BBクリームはオールインワンアイテムで、これ1つでベースメイクを作ることができます。化粧下地やファンデーション、コンシーラーを使ってベースメイクを作ることを考えると、朝の慌ただしい時間を節約できるのはとても嬉しいポイントです。

肌にやさしいおすすめのBBクリーム

ここでは美容家の黒木絵里さんがおすすめする、肌にやさしいいBBクリームをご紹介します。

アレルバリア エッセンス BB(d プログラム)

アレルバリア エッセンス BB(d プログラム)

販売価格(編集部調べ):3,240円(税込)
内容量:40mL

SPF40・PA+++

詳しくはこちら

アレルギーテスト済み(すべての人にアレルギーが起きないというわけではありません)。ニキビのもとになりにくい処方(すべての方にニキビができないというわけではありません)
おすすめの理由
こちらのアイテムは、日中用保護美容液と下地を兼ねているので、ケアをしながらメイク下地にもなる画期的アイテムです。SPF40で紫外線もブロックするとともに、BB効果で肌色をきれいに整え、花粉やほこりなどの外的刺激からも肌を守ってくれます。
使ってみた感想
サラッとしたテクスチャーで伸びは抜群です。伸びだけでなく、申し分ないカバー力なのに、肌にのせても重たい感じはなく、きれいなベースメイクに仕上げることができます。花粉の時期や乾燥時期のデリケートな肌にファンデーションはちょっと……という方にもおすすめです。

キュレル BBクリーム(キュレル)

キュレル BBクリーム(キュレル)


内容量:35g

SPF28・PA++

詳しくはこちら

アレルギーテスト済み、乾燥性敏感肌の方の協力によるパッチテスト済み、にきびのもとになりにくい処方 ノンコメドジェニックテスト済み※すべての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらない、コメド(にきびのもと)ができないというわけではありません。
おすすめの理由
敏感な肌は、メイクは極力控えたいところですが、乾燥性敏感肌に着目したラインナップの中で、スキンケアの面も優秀です。乾燥のせいで敏感になっているため、肌にうるおいを与えながらUVカット、化粧下地、ファンデーションの効果の4役を1つのアイテムで済ませることができる便利なアイテムです。
使ってみた感想
SPF値は、高ければ高いほど肌への負担も大きくなりがちですが、こちらはSPF28で普段使いにはちょうどいい数値です。保湿のこともしっかりと考えられており、仕上がりはしっとりとしています。中央から外側に伸ばす塗り方もいいのですが、デリケートな肌には、手のひらでトントンとのせるように塗ると、肌への負担も少なく、カバー力もアップします。

BBクリーム(ママバター)

BBクリーム(ママバター)

販売価格(編集部調べ):1,620円(税込)
内容量:30g

SPF50・PA+++

おすすめの理由
美容液、化粧下地、日焼け止め、コントロールカラー、ファンデーションの1つで5役をこなす秀逸アイテムです。ほかのBBクリームとの違いは、コントロールカラーの作用もあることです。天然由来保湿成分であるシアバター配合でしっとりした質感ながらもベタつきを感じさせない素肌感のあるツヤ肌をつくることができます。
使ってみた感想
肌の色むらの種類によって使用する色を選ぶのがポイントです。化粧水でしっかりと整えた肌にのせ、気になる肌トラブルの部位には、薄く少しずつ重ねるとよいでしょう。手頃な価格で、そのときの肌の色むらによって使い分けるのもおすすめです。

アヤナスAS BBクリーム(DECENCIA(ディセンシア) )

アヤナスAS BBクリーム(DECENCIA(ディセンシア) )

販売価格(編集部調べ):4,320円(税込)
内容量:25g

SPF25・PA+++

アレルギーテスト済み(全ての方にアレルギーが起こらないというわけではありません)
おすすめの理由
エイジング肌に出やすい「黄ぐすみ肌」にも1つで7役をこなすこのアイテムは、気になる毛穴もしっかりカバー。UVカットはもちろんのこと、外的刺激をブロックしたり、エイジングケアの観点から考えられたBBクリームです。
使ってみた感想
スッ伸びて薄づきなのに、カバー力と素肌感を損なわない仕上がりは、違和感のないワントーン明るい肌に。「メイクをしている」という感覚よりも、「きれいな素肌」という仕上がりで、厚化粧感はありません。むしろつけることによって、ハリ・ツヤもupして若々しく見える肌に生まれ変わります。

fサインディフェンス ケアティントBB(AYURA)

fサインディフェンス ケアティントBB(AYURA)

販売価格(編集部調べ):4,536円(税込)
内容量:30g

SPF22・PA++

アレルギーテスト済み(すべての方にアレルギーや皮ふ刺激がおきないというわけではありません。) ニキビのもとになりにくい処方(すべての方にニキビができないというわけではありません。)
おすすめの理由
単なる時短アイテムとくくらずに、肌がゆらいであまり刺激を与えたくない…というときは、迷わずこれを使うのが吉。乾燥時はもちろんのこと、肌荒れが気になってファンデーションを使うと余計に悪化しそうなときは、こういったアイテムをレスキュー的に使用するのもよいでしょう。うるおいを守りながら、1本でしっかりと肌色を整えてくれます。
使ってみた感想
ティントタイプでスッと伸びがよいから非常に使いやすい逸品です。乾燥しがちな肌で、なかなかメイクがうまくのらないというときに、このアイテムをベースに塗って肌を整えてから、パウダーを薄くふんわりとのせるのもおすすめです。

UVスキンパーフェクション(SHIGETA PARIS)

UVスキンパーフェクション(SHIGETA PARIS)

販売価格(編集部調べ):3,348円(税込)
内容量:25mL

SPF30・PA+++

おすすめの理由
メイクアップアーティストと共同開発されたこのアイテム。ザクロオイル、ラズベリーオイル、ローズヒップオイルが配合されており、乾燥しがちな肌にもうるおいを与え、自然なツヤ感のある肌に仕上げます。
使ってみた感想
つけているのにまるで素肌のような自然な仕上がりで、肌の赤みや色むらもナチュラルにカバーします。オイルが配合されているのに、変な重さやベタつきもなく、しっとりとした仕上がりに、鏡を見るのが楽しくなる、そんな優秀アイテムです。

BBクリームの使い方

ここからは、BBクリームを使った正しいメイクの手順、そして注意点を一緒に見ていきましょう。以下はあくまで目安であり、基本的には製品に記載されている使用方法でお使いください。

  1. 適量を手に取り、指先に少量ずつつけて、額、鼻、ほほ、あごと順につけていきます。つける量の目安は、はじめは小豆大くらいを取るようにし、自分の肌に合わせて量を調節しましょう。
  2. ほほや額などの広い部分から指の腹の部分を使って塗り広げます。このとき、すり込むように強くこすったりはせず、優しく内から外に向かってのばしていきましょう。
  3. 鼻の周りはトントンと優しくたたくようにして塗り、口、目元は厚塗りにならないように残りを優しくなじませていきます。
  4. 最後に手に少量余ったものをパフになじませ、肌をこすらずに全体に軽くたたき込むようにしてなじませてあげるとより自然に仕上がります。

まとめ

BBクリームは肌に悪い?肌への負担はファンデーションとどちらが少ない?のまとめ

時短メイクに活躍するBBクリームですが、他のメーキャップ化粧品と比べて「肌に悪い」というものではありません。仮に、肌に悪い成分が入っているかという話をするとしたら、製品次第であり、また個人の肌との相性によるので、一概にどの製品が悪いと言うこともできません。

特に忙しい朝のメイクに、1本あると活躍してくれるBBクリーム。肌へのやさしさや色、使いやすさなど、自分に本当に合うものを選んで、短時間で美しく仕上がるベースメイクを叶えましょう。

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