

シミのプロ豊福先生曰く、臨床でのご経験上、腕のシミが一番取りにくいのだそうです。先生自身も5年の歳月を重ね、試行錯誤の上効果を出せるようになったとおっしゃっていました。
そもそもシミは、紫外線の影響により色素細胞やその周囲にある表皮細胞に異常が起き、メラニンが過剰につくるようになることが原因。そこで、レーザーで暴走した色素細胞やその周囲にある表皮細胞を破壊し、正常な細胞を再生させて過剰メラニンを抑えるというのが美容レーザーでのシミ治療の全貌です。
さて、今回はそのにっくきシミ退治に「Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー」を用います。アレキサンドライトという鉱石を用いて755nm(ナノメートル)という波長を出し、皮膚に照射。シミ、ソバカスの治療に効果があります。
最近は、アレキサンドライトレーザーの照射が肌のコラーゲンの産生を促進し、開いた毛穴の引きしめ、美肌効果があることもわかってきています。

まず、ベッドに横たわり、照射する箇所に麻酔クリームを塗布します。この時、まれに塗ったところが赤くなることもありますが、すぐに引くので心配はないとのこと。麻酔が効くまで20分待ちます。

いよいよ施術開始。目を保護するために先生はゴーグル、患者さんもアイプロテクターをつけます。1つ1つのシミにレーザーを当て皮膚を焼いていきます。照射は、先生の足下にあるフットスイッチで操作します。
レーザーの光はシミを作り出す色素細胞のメラニンにだけ反応して破壊し、破壊されたメラニンは肌から排出されます。レーザー光線はシミのメラニン色素にだけ反応するので、周辺の皮膚への悪影響はありません。
さすがシミのプロフェッショナル。直径2㎜という極小のシミを狙い打ちしてくれます。レーザー光線を当てた瞬間はビリリと痛みが感じられましたが、やはり濃いシミには音も強く反応するそう。肌にあてる度に小さな火花が散っています。照射する度に患部に冷却剤を当てます。レーザーがあたったところは、グレーっぽくなりますが、5分~7分もすればやけど跡のように赤く色が変わってきます。
手の甲のシミにも施術してもらいました。このシミは少し隆起したようなシミで、脂漏性角化症と呼ばれる症状になっていました。こういった症状の場合は、また違ったレーザーで施術の必要が出るかもしれないとのこと。他の美容施術がそうであるように、レーザーもまた、シミの種類によって施術が異なります。

施術直後は治療個所が軽い火傷をしたような状態になります。麻酔がきいているので痛みはそれほどありません。最後に炎症を抑える目的でステロイド軟膏を塗って終了です。麻酔が切れてからは少し痛みが出ますが、数時間後には消えてしまいました。
また、施術当日は炎症がすすんでしまわないよう入浴は控え、シャワーにすること、シミをこれ以上作らないためには、UVクリームを塗るよりも、長袖を着た方が良いとのアドバイスもいただけました。麻酔を塗ってから施術がすべて終わるまでに約1時間(※施術する箇所により時間は異なります)。

その後、3週間〜4週間程度で徐々にかさぶたが取れ、生まれてきたお肌はシミがなくなっていました。シミがあるのが普通だったのですが、無くなった事で若返ったような気がします。ついつい顔だけに意識が向きがちですが、腕や手の甲のシミもきちんとメンテナンスすると、ワンランク上のアンチエイジングとなる事を実感しました。まだ他に気になる部分があるのでまた先生の所に伺おうと思います。


















