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「脱!なまけ肌!」化粧品開発者が語る、肌をなまけさせないスキンケア

化粧水を増やしてもダメ!肌を乾燥から守る正しい方法とは?

更新日:2016/11/15

お肌を乾燥から守るのは何?

乾燥を防ぐための油分が肌に存在するということは、漠然と知っていると思います。では、「この油分とは一体どんなものでしょうか?」と質問すると、多くの方が「皮脂」と答えます。

実はこれは不正解。

確かに10年以上前は肌を保湿しているのは皮脂と考えられていました。ですがその後、皮脂のある状態と取り除いた状態での肌からの水分蒸発量を比較する試験で、その量にほとんど違いがなかったことから、皮脂はあまり保湿の役にはたっていないという見解の論文が発表されました。

そのため、昔は皮脂に似た油分であるスクワラン配合クリームが保湿化粧品のエースでしたが、今やスクワランを売りにした保湿化粧品はほとんど見かけなくなりました。

そして、皮脂とエースの座を取って変わったのがセラミドです。セラミドは肌表面の角質細胞同士の隙間を埋めている油分「細胞間脂質」の一種で、この油分こそが肌を保湿しているということが分かり、脚光を浴びるようになったのです。

「セラミド」は本当に保湿の救世主!?

とりわけセラミドが保湿の救世主的に語られますが、細胞間脂質を構成しているのはセラミドだけではありません。セラミド類が45%程度、コレステロール類が40%程度、その他の脂質が15%という構成で、どれも単体ではさほど高い保湿力があるわけではなく、この黄金比率で混ざり合うことで食品ラップと同じくらい水分をキープする力を発揮します。

ですので、セラミド単体をスキンケアで補給しても十分とは言えません。また、「セラミド配合」と書かれている化粧品も、僕が知る限りその配合量は1%にも満たないものがほとんどです。セラミドは水にも油にも溶けにくいため化粧品に配合するのはとても困難なのです。もちろん、原料としてはとても高級なので経済的な問題もあります。

お肌の乾燥は朝と夜のケア方法で変わる

ここまでで、肌にはどんな保湿化粧品にも太刀打ちできないすぐれた保湿成分が備わっていて、それが現在の化粧品技術では十分に補給できないということが分かっていただけたと思います。

肌が乾燥すると保湿ケアを強化する方が多いと思いますが、その前に肌に備わる保湿成分「細胞間脂質」を失わないことが重要です。細胞間脂質は残念ながらクレンジングや洗顔料で洗うことで失われてしまいます。

そして、失われた細胞間脂質は24時間以上かけてゆっくりと修復されるのです。つまり、1日に何度もクレンジングや洗顔料で洗うと24時間ずっと細胞間脂質が不足した状態で生活することになります。

また、この細胞間脂質が修復されるゴールデンタイムは夜中の寝ている時間です。なので、夜はしっかり洗顔したとしても、朝はぬるま湯ですすぐ程度にすることがベストです。このコラムでは似た話しを何度かしていますが、乾燥が厳しくなるこれからの季節、乾燥肌を改善するためには、まず洗う習慣の見直しが大切であることを覚えておいてください。

 

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