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形成外科医が語る美容医療の最前線

本当にそれでいいの?美容医療の現実と理想

更新日:2016/12/09

カウンセリングを受ける女性

“医は仁術なり”

“医は仁術なり”という言葉をご存知の方も多いかと思います。これは“医は人命を救う博愛の道である”という意味の格言で、古くから日本の医療倫理の中心的標語として用いられてきました。

では、美容医療の現状においても、この“医は仁術”的な考え方は通用するのでしょうか?残念ながら、答えはNOです。このことをもっと多くの人が理解してくだされば、今後、美容医療によってひどい目に会う人が少なくなり、現状よりもはるかに良くなると思います。

施術を受ける皆さんは、純粋であるだけではいけないのです。疑う心を持ってください。

「医は仁術であるべきである」
「医は仁術かもしれない」
「医は仁術に違いない」
「医療機関で働いている人は、当然、“善意”だけでやっているはず…」
「いい物ばかりすすめてくれるはず」

このように信じたい気持ちも分かります。しかし、現実を見てください。

医は仁術。確かに理想はそうでしょう。医は仁術。少なくとも美容においては大きな勘違いです。私から言わせると、この世の中で現実と理想の割合は、ほぼ100対ゼロ。

現実しかありません。

カウンセリングの際に気を付けるべきこととは

組織というものは、存続するためにお金がかかります。当然、医療にも儲けが必要なのです。美容医療を受ける際、まずカウンセリングの段階で次のように疑ってください。

医者やカウンセラーがこの施術をすすめるのは裏に何か事情があるのでは?カウンセリングの当日に契約させようとしたり、当日に施術を受けさせようとするのは何か裏があるのでは?

もしかしたら、本当はあまり良くない治療なのに、経営のため、給料のために勧めているのでは?ジックリ深く考えられるとウソがばれるので「今すぐやりましょう」と言っているのでは?

クリニックによっては、カウンセラーの給料は、基本給が非常に低く、インセンティブ(個人の売り上げが給料に反映される仕組み)になっています。ですから、カウンセラーは生活のために少しでも売り上げを伸ばそうと必死です。

このような仕組みは、クリニックの経営上必要な場合もありますので、ある意味仕方ないとは思います。皆が食べていかなければならないのです。

美容医療の未来を変えるには、こうした背景を、受ける側である患者さんも真剣に考えていく必要があります。患者は賢くなることを求められ、クリニック側は良心的な対応を求められます。お互いに切磋琢磨して、美容医療の質が向上すれば、市場自体も青天井となるでしょう。

そしてそれがまた患者さんに還元され、双方にメリットが生まれ、明るい未来へとつながっていく。夢物語に聞こえるかもしれませんが、わたくしはそう信じています。

関連してこちらのコラム「現役ドクターが教える、良いクリニックの見分け方」も参考にご確認ください。

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