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形成外科医が語る美容医療の最前線

ある特定の医師にしかできない手術はあるの?

更新日:2016/12/09

手術

よく、ネット上で、「この手術はこの医師にしかできません!」という広告をみかけます。一人の医師にしかできない手術ってあるのでしょうか?

答えはNOです。普通はありません。日々、たくさんの手術をおこなっている医師であれば、似たような分野・似たような手術の場合、やろうと思えば一応、型どおりのことはなんでもできるでしょう。

ただ、手術って、当然ですが、簡単なことじゃありませんから、技術力・仕上がりのクオリティの差、要するに、上手い下手の差が大きく出てくるわけです。

手術が上手くなるには、人体実験ができない以上、難しいものですが、どの医師であっても「この手術、今日がはじめてです」という日があるものです。そうした場合、慣れるまでは非常に敷居が高いものです。でも、当然ながら「はじめてだから」という言い訳は通用せず、上手くできなければ許されません。人体実験のようなひどいことになってしまっては断じて許されないのです。

医師はどうやって手術を学ぶの?

医師はどのような段階を踏んで、技術を習得していくのでしょう。まさか、手術中に先輩医師が「これはこうして、ああして」と、口頭で教えることはできませんし、患者さんを目の前にして、執刀を手取り足取り教えるなんてことはできません。

手術を見学し、見たことを脳に記憶し、それを何度も何度も頭の中で再生し自分自身に叩き込む必要があります。もちろん、手術書・マニュアルの熟読、ライブサージェリーなどの手術見学をしたり、動画を見たり、さまざまな方法で学び、夢に出てくるまで、ひたすら何度も気が狂うほど100回、200回とシミュレーションする必要があるのです。

普通、若い医師は、比較的やさしい簡単な手術からスタートして、長い年月をかけて経験を積み重ね、徐々に難易度の高い手術へと移っていくというのが一般的でしょう。いきなり難しい手術から始めることは不可能です。(大学病院や大手美容外科などでは、そのことを強調されると、教育やトレーニング上で困るため、あまり一般的にはいわれていないようですが)

また、たとえ中堅クラス以上の医師であっても、今までやったことのない新たな手術を始める場合、最初のうちはトラブルが多いものです。経験を積むにしたがって、だんだんと減ってくるといえるでしょう。

繰り返しますが、手術における医者の個人差(技術力の差、クオリティ・結果の差)というものは非常に大きく、スポーツ選手のそれ以上といえるでしょう。執刀中の様子をチラリと見るだけで、その優劣は分かります。

良い外科医に必要なもの

たくさんの患者さんが集まってきて、特定の手術をたくさんおこなっているような医師に、後から始めた医師が追いつくのは至難の業といえるでしょう。ただおこなうだけでなく、仕上がりのクオリティ・半年後・1年後の結果まで要求されるわけですから。

では、経験を積んだ上手い医師に後から来た医師が学べばいいわけですが、そうした医師は非常に忙しく、教える時間も余裕もなくなってきているというのが実情です。

また、忙しくたくさん手術をおこなっている医師であっても、今度は慣れが生じて、いい加減さが出てくるというケースもあるでしょう。それもまた問題であり、良いクオリティが保てなくなった外科医は旬・ピークが過ぎた医師といえるでしょう。

外科医というものは、常に「前回よりも1%でも改善したい。良い結果を出したい」という強い気持ちが必要です。

良いドクターに出会う方法として、『現役ドクターが教える、良いクリニックの見分け方の記事もぜひご覧ください。

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