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産後女性の5人に1人が経験!? 乳腺炎のホントのところ

更新日:2016/12/07

産後女性の5人に1人が経験!? 乳腺炎のホントのところ

授乳中、多くの女性を悩ませる乳腺炎。産後女性の5人に1人が罹患するとの報告もあります。
乳腺炎は、軽度ならマッサージなどで自然治癒します。しかし、悪化すると入院や切開治療が必要になることもあり、決して侮ることはできません。
ここでは、乳腺炎の基礎知識のご紹介とともに、よく聞く噂の真相を医学的な見地から解説します。

乳腺炎ってどんな病気?

乳腺炎は、文字通り乳腺の炎症を指します。乳房に発赤、腫れ、発熱、痛みが生じる疾患です。
乳腺炎には、非感染性乳腺炎と感染性乳腺炎があります。

非感染性乳腺炎は、乳管のつまりによって乳汁が乳腺内に溜まり(「うっ滞」と呼びます)、これをきっかけに炎症が起こった状態です。授乳期の女性が最初に発症するのは、このタイプがほとんどだと考えられます。

感染性乳腺炎では、乳腺に細菌(主に黄色ブドウ球菌)が感染して炎症が起こります。授乳期であれば赤ちゃんの口を介して感染するケースが大半です。この他には、非感染性のうっ滞乳腺炎が悪化して発症するケースがあります。感染性乳腺炎が重症化すると乳房膿瘍(にゅうぼうのうよう:乳腺の周辺組織に膿が溜まった状態)になることもあるので、注意が必要です。

「お肉好きは乳腺炎になりやすい」はホント?

非感染性乳腺炎の原因は、乳管の詰まりと、それにともなう母乳のうっ滞ですが、これにはいくつかの要因が関与しているようです。母乳育児に関する国際的なガイドラインによると、生活習慣や育児環境、母親のストレスや寝不足(疲労)などが影響しているとのことです。
その一方で、食生活との関連性については科学的根拠がないと明記されています。乳腺炎患者さんはケーキや肉類などの高脂肪食を控えるべきとの意見もありますが、現在の産婦人科では、必ずしもそのような指導はなされていないようです。

ただ、個人的には、極端な脂肪摂取はやはりNGだと考えます。母乳が濃くなり、その結果、乳管がつまりやすくなることは十分に考えられます。

「乳腺炎はジャガイモで冷やせ」はホント?

炎症部位を冷やすというのは、理にかなった考え方だと思います。昔からよく聞く民間療法の一つではありますが、ジャガイモでなければいけない理由はないでしょう。先にも述べましたが、乳腺炎の原因の一つは細菌感染です。天然由来のものがよいという考えもあるでしょうが、ジャガイモ湿布は用意するにも手間がかかりますよね。市販の冷却ジェルシートなどを活用するとよいでしょう。ただし、冷やしすぎには注意してください。

どうなったら、乳腺炎は病院で治療すべき?

明確な線引きは難しいところですが、感染性の乳腺炎かどうかが一つの判断材料になるでしょう。

感染性の場合、痛みもひどく抗生剤の服用が必要だと考えられます。その際、乳腺科でも対応できなくはないですが、授乳期であれば産婦人科が最適でしょう。
うっ滞性の場合は、こまめな搾乳と適度なマッサージを行えば、必ずしも受診の必要はありませんが、ご自分での対応が難しい場合は助産院に相談されるのも手です。

感染性かうっ滞性かの判断自体が難しいこともあるでしょうから、あまり痛みが激しく授乳に支障をきたすようでしたら、早めの受診をおすすめします。

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