圓尾和紀

フリーランス管理栄養士

暮らしにファスティングを取り入れて、健康な毎日を

圓尾和紀

管理栄養士を志したきっかけ、現在の活動内容は?

子供のころから、川遊び・昆虫を捕まえたりするのが好きで、自然と生き物に対して興味を持つようになりました。それから人間の体の仕組みや筋肉、臓器についての知識欲求が高まっていったことと、何か自分の専門領域を持って人の役に立ちたいという思いが重なって栄養学部のある大学に入り、管理栄養士を目指すようになりました。

管理栄養士になって最初は、病院に勤め患者に対して栄養指導を行っていましたが、2年前に独立し、現在フリーランスの管理栄養士として活動しています。そして、いま一番力を入れているのは、「ファスティング」と呼ばれる“食べない健康法”ですね。ファスティング指導をはじめ、「私も先生になりたい」と考えている人の育成もしています。また、食に関する交流会の主催、健康系の情報を扱うインターネットサイトの記事を書くライター、管理栄養士が主人公になっている漫画の取材協力などもしています。

管理栄養士さんが、ファスティング指導をメインに活動されているのは珍しいという印象を受けます。ファスティングの魅力はどんなところにありますでしょうか?

一般的なイメージだと、ファスティング=ダイエットと認識している人が多いのではないでしょうか。でも、実は違います。大前提としてファスティングはダイエットではなく「健康法」。たしかに痩せますが、それはあくまで“おまけ”であって、デトックスできるところが一番大きいところなんです。 今の世の中は、不自然な食べ物があふれています。

どれだけ気をつけていても添加物だったり、残留農薬だったり、トランス脂肪酸だったり、金属類だったり…。そういったものが体に蓄積されると病気や不調の原因になってしまいます。ファスティングはそれらを体外へ出してくれるのがすごいところです。

それから不妊にも効果があるとされています。生き物は子孫を残すことが第一命題。つまり不妊は体がおかしな状態になっていると言えるのですが、ファスティングを行い健康な元の体に戻すことで妊娠も可能になるという訳です。10回、20回と不妊治療をやっても上手くいかなかった方が一回のファスティングで妊娠したというケースもあり、それに似たようなケースはいくらでもあります。

仕事をしていてやりがいを感じることは何ですか?

人が変わっていくのを見るときですね。指導を行った方に感想を聞くと、普段の食生活が変わったと言われることが多いです。私は「普段の食事はこういったものがいいですよ」とアドバイスをしますが、特別詳しくフォローしているわけではありません。食事は毎日の事で、なかなか見つめなおす機会がないものですが、断食をすると嫌でも食について考えるようになるのです。その結果、自ら食べるものを選ぶようになっていくんですね。そして、それができるだけの知識を得ることにもつながります。

知識は一生使える武器だと思います。家族も守れる武器であり、究極の自己投資です。自分だけじゃなく自分の将来の家族、仕事するにも、遊ぶにも、恋愛するにも体がないとできませんよね。ファスティングは、体の状態をベストな状態にすると同時に食に関する知識も得られる素晴らしい健康法。まだまだ知らない人も多いので、その魅力を広めていきたいと思います。