笹栗志朗 先生

川崎幸病院 院長

川崎幸病院 笹栗志朗 院長先生

笹栗志朗

救急医療・入院治療を中心に急性期に特化し、高度な医療を提供

川崎幸病院は、救急医療と高度な医療提供に機能を特化した病院として、2012年に現在の場所へ新築移転しました。

救急以外の患者さんは、地域の診療所でかかりつけ医の受診をしていただき、当院の治療が必要な時は、紹介状を持参いただき来院いただければと思います。

当院では、川崎大動脈センター・脳血管センター・心臓病センター・消化器病センター・泌尿器内視鏡治療センター・放射線治療センターといった医療センターと、手術・放射線治療・化学療法など集学的にがん治療を行うがん治療センターがあり、高度な医療を提供しています。

当院の高度な医療の中でも特色なのが、「川崎大動脈センター」です。大動脈瘤や大動脈解離などの治療を専門に行っている国内唯一の医療センターとして、国内最多の手術件数を誇り、川崎や横浜など近隣はもちろん、全国から患者さんが集まります。

大動脈疾患は命に直結する病気であり、手術がとても重要なので、当院では7室ある手術室のうち、川崎大動脈センター専用の手術室を、ハイブリッド手術室1室を含む3室を稼働しています。

加えて、川崎大動脈センターは「ドクターカー」を運用しています。これは、当センターでの治療が必要な患者さんのいる「紹介元病院」から、川崎幸病院川崎大動脈センターまで、当センターの医師が搬送の救急車に同乗し患者さんの搬送を行うものです。当センターの治療が必要な患者さんのもとへ、医師とともに駆けつけます。

近年、患者さんの急増により、安定した手術体制を構築するために、「低侵襲手術センター」を立ち上げることになりました。2017年3月現在、3室の手術室の増室準備を行っています。ここでは外科・婦人科・泌尿器科が、患者さんの負担の少ない低侵襲の「内視鏡」や「腹腔鏡」などの手術にも対応できる最新のテクノロジーを導入した手術室となっています。治療後の状態(予後)も、開腹術に比べて、術後の回復が早いことが期待されます。

地域医療支援病院として、地域としっかりと連携する

川崎幸病院は、「地域医療支援病院」として、地域の診療所や介護施設、そして病院と積極的に連携を行っています。

例えば、当院での治療が終わり、容体が落ち着き治療方針の定まった患者さんには、リハビリや回復をより専門的に行っている「協力・連携病院」へ転院をお願いすることがあります。また、ご自宅や施設へ退院する場合は、地域のかかりつけ医の先生と連携し、継続的な治療や管理を連携して行います。

こういった開業医との病診連携、近隣病院との病病連携や、大学病院歯学部との「医科歯科連携」を積極的に行うために、地域の医療機関や開業医との情報交換の場として定期的に医療連携の会を開催しており、毎度たくさんの先生方にお集まりいただいています。このような交流の場を通して、最新の医療情報の取得や次世代の医療人の育成も積極的に行っています。

患者さんが少しでも早く住み慣れた場所へ戻るために、当院の医師や看護師、スタッフはもちろん、地域の先生とも連携していますので、ぜひご理解いただきご協力をお願いいたします。

この他に、地域の方々へ向けて健康情報を提供するために、無料講座の「かわさき健康塾」を主催しております。事前申し込み不要で、誰でも参加できるイベントです。

健康維持や増進、そして疾病の早期発見に役立てていただけるよう、当院の医師や職員をはじめ、地域の診療所の先生にもご登壇いただき、平日はほぼ毎日開催しております。おかげさまで、参加者はのべ8万人を超え、ご好評をいただいております。

川崎幸病院は、地域の中核病院として、川崎大動脈センターをはじめ高度な医療の提供と、24時間365日断らない救急医療を、今後も行ってまいります。