インフルエンザに負けない体へ!「冷えた胃腸を温める」その意味とは

更新日:2016/12/01

ヘルスケア大学タイアップ企画 [PR] 提供:養命酒製造株式会社

気温と湿度が低下し、インフルエンザや風邪が気になる冬。病気にかかりやすい人の原因の一つに「胃腸の冷え」があることをご存知ですか?胃腸の冷えが体に及ぼす影響について、漢方専門医の奥平智之先生と、約400年の歴史を通じて健康へ導く商品を提供し続ける、養命酒製造株式会社・研究員の丸山徹也さんにお話を伺いました。

ドクター、養命酒製造研究員

胃腸の冷えが免疫力の低下を招く

編集部:指先や足先の冷えは自分でも気が付きますが、ふだん「胃腸の冷え」はあまり意識したことがない気がします。胃腸が冷えると、なぜ病気をしやすくなるのでしょうか。

奥平:胃腸が冷えると、免疫力が落ちるためです。免疫力とは、外部から侵入した細菌やウイルスを攻撃する力のことで、生体に備わる最大の防御システムといえます。

丸山:免疫細胞の60%以上が、腸管に集まっているといいますよね。病院に訪れる患者さんも、胃腸が冷えている方が多いのでしょうか。

奥平:漢方医学では、体の内側の冷えを「裏寒(りかん)」と呼んでいます。私は病院で漢方による治療を行っていますが、漢方の外来に来る患者さんの不調は、背景に「冷え」があることがほとんどです。インフルエンザや風邪にかかりやすい、風邪が治りにくい、疲れやすい、胃腸虚弱などの不調を抱えている方は、胃腸が冷えている可能性がありますね。

お腹、ひざ、手首で胃腸の冷えをチェックしよう

冷えチェック

丸山:どうすれば胃腸の冷えに気づくことができますか?

奥平: お腹やみぞおちを触ってみるとわかりやすいでしょう。手は温かくても手首が冷えている人、ひざ、鼻、肩甲骨あたりが冷えている人も、胃腸が冷えていることが多いです。それから、健康な人の舌の色は淡紅色ですが、胃腸が冷えていると白っぽくなるのも特徴です。便は軟便傾向にありますね。

丸山:不調の原因が「胃腸の冷え」にあった患者さんの例があったらお聞かせください。

奥平:冷たい物をがぶ飲みして、やたらに暑がる高齢の男性患者さんがいました。大量の汗をかき「暑くて寝られない」とおっしゃるほどです。しかし、よく診ると、手は温かくても手首、両ひざなどが冷えていました。この方は、外側は熱をもっていましたが、内側は冷えている「裏寒外熱(りかんがいねつ)」だったのです。このような「隠れ冷え症」の方は、現代人には結構多いんですよ。

胃腸を冷やす要因にあふれる、現代人のライフスタイル

対談風景

丸山:現代人は、なぜ胃腸が冷えやすいのでしょうか。 とくに、女性は冷えている方が多いようですね。

奥平:糖質過多の食生活による、鉄タンパクとビタミンB群の不足。そして、運動不足、誤ったダイエットによる筋肉量の低下、喫煙、アルコールの多飲、ストレス、夜型の生活スタイル、冷飲冷食などがあげられます。

月経がある女性は、毎月経血で鉄が失われますから、ほとんどの方が鉄欠乏状態です。骨盤内に、子宮や卵巣などの男性にはない臓器があり、腰や下半身への血流が滞りやすいことも原因です。男性の場合、痔が原因で冷えることがありますね。

ヨーグルトの食べすぎによる胃腸の冷えに注意

ヨーグルト

丸山:食事や栄養学の観点から気をつけることはありますか?

奥平:健康を気づかう女性が陥りがちなのが、ヨーグルトによる隠れ冷え症です。適量であれば、ヨーグルトに含まれる善玉菌が腸内環境を整えてくれますが、大量に摂取すると胃腸を冷やしてしまいます。

編集部:便秘がちなので、毎日食べていました!朝食におやつに、1日2~3個食べることも・・・。食べすぎは逆効果なんですね。

奥平:積極的にとりたいのは、体の血となり肉となる、動物性タンパク質です。鳥、羊、鹿の肉や、アジ、サバ、イワシなどの青魚もおすすめですね。月経のある女性は、とくに赤身の肉を意識してとってください。タンパク質の代謝を高めるためには、ビタミンB群も大切です。

「冷えを改善する」できるのは生薬ならでは

奥平先生

丸山:先生は、胃腸が冷えた患者さんに対してどんな治療を行っているのでしょうか。

奥平:もともと胃腸が弱い方は、食事だけでは胃腸が温まらないことがあります。そのため、食事指導をベースにした上で、体を温める漢方を処方しています。

編集部:体を温めるためには、なぜ漢方がよいのでしょうか。

奥平:西洋医学においては「冷えを治す」という治療はしていません。免疫疾患を治療する薬はありますが、純粋に「冷えの改善を通して免疫力を高める」ことを目的とした薬はないのです。冷えを改善する薬物療法的アプローチで有用性が高いのは、生薬を組み合わせた漢方薬です。

編集部:そもそも、漢方薬とは何でしょう?生薬とは何が違うのですか?

丸山:生薬は、薬効のある植物のことです。乾燥などの簡単な加工をしたものが、漢方薬を構成する原料として用いられます。漢方薬は、生薬を一定の原則に基づいて組み合わせたもので、多くは中国の医学書に記載された処方をいいます。

私たちの生活に根ざす身近な生薬

様々な生薬

奥平:生薬は、実は私たちの生活に身近なものなんですよ。生薬と知らずに食べている食材もありますね。

丸山:そうですね。食卓によく登場するしょうが、ニンニク、長いもなどは、乾燥したものが生薬として用いられます。それ以外にも、スーパーの中華食材コーナーにある松の実や八角、杏仁豆腐の上にのっている赤いクコの実も生薬なんですよ。シナモンやクローブ、山椒などのスパイス類も生薬です。

奥平:生薬を毎日の食事でとるのが理想的ですが、そう簡単にはいかないでしょう。だから病院では、生薬を煎じた液からエキスを抽出した、エキス剤の漢方薬を処方しています。

生薬の温め効果がアップ!「薬酒」のチカラとは

養命酒製造研究員

丸山:生薬の取り入れ方の一つに、「薬酒」があります。薬酒は、体を温める生薬をアルコールに漬けて成分を抽出させ、薬効をもたせたお酒のことです。

奥平:「酒は百薬の長」ということわざがありますよね。お酒には血流を促すはたらきがあるので、体を温める生薬とお酒の組み合わせは、昔からよく用いられてきました。現代でも、少しお酒を飲んでいた人のほうが、健康で長生きするというデータもでています。

丸山:生薬をお酒とともに飲用することで、有効成分の吸収を高めることも期待できます。医薬品の薬酒は「薬用酒」といわれて、ドラッグストアや薬局で販売されています。薬酒は自然の味や香りを感じられますし、お湯割りやソーダ割りなどもできるので、楽しく飲用できると思います。

胃腸の冷えには生薬!免疫力を高めてインフルエンザに立ち向かおう

女性

奥平:西洋医学では、「冷えを改善する」発想はあまり重要視されていません。冷えた胃腸を温め、免疫力を高めて病気になりにくい体へとサポートするのは、生薬や漢方薬が得意とするところです。無理なく続けられる方法を選ぶとよいでしょう。

編集部:病気ではないのになんとなく体調が悪いときは、胃腸の冷えが隠れているのですね。まずは、薬局で購入できる薬酒から始めて、インフルエンザや風邪に負けない体をはぐくみたいと思います!