夏の肌ダメージはアフターケアが鍵!
古市雅子
若い頃より自身がニキビに悩み、すがる思いで美容皮膚科に通院。その経験から、治療する度に患者さまがキレイになり、笑顔になっていく瞬間が何よりもたまらない。一人で悩まずに、いつでもご相談して欲しい!そんな思いから、治療熱心な患者さまからの支持も得ています。
苦しい夜から目覚めて鏡を見れば、なんだか冴えない顔色……。手触りもゴワついているし、毛穴も開いているみたい。シワも戻りにくいし、いったいどうして!? ひときわ暑かった今年の夏、気になる肌ダメージにはアフターケアが必要です。
■日焼け・シミだけじゃない、夏の肌にはキケンがいっぱい

真夏の太陽の下では、日焼けなどの肌ダメージが気になるところ。日焼けやシミ防止策は万全! というあなた、照りつける日差しの怖さはそれだけにはとどまりません。紫外線は肌表面の角層の水分を奪い、新しい細胞をつくる土台のコラーゲンを破壊します。また、紫外線はDNAレベルでも肌を傷つけ、ターンオーバーも乱れがちに。どんどん古い細胞がたまり、これが肌のゴワつきやくすみの原因になるのです。さらには、汗の問題も。汗を拭くことで肌の天然保湿成分(NMF)やセラミドが奪われ、肌ダメージの原因に。かといって汗をかいたまま放っておくと、肌の上で結晶化した塩分やミネラルが肌を傷つけてしまいます。しかも、暑い屋外で汗をかいて屋内に戻れば、エアコンが効いた室内。乾燥や冷風で肌の水分が奪われるばかりか、冷えで血の流れが悪くなり、肌に栄養や水分が行き渡らなくなる……! こんな怖いことだらけの夏の肌、どうやってお手入れしてあげればよいのでしょうか?
■まずは角質ケアで、うるおい受け入れの準備を
夏の刺激を防ごうと分厚い角質で防衛モードになっている肌は、すぐにお手入れを受け付けてはくれません。まずは、肌が着ている角質の鎧を脱がせてあげるケアが必要です。肌表面に溜まった角質を取り去るには、ゴマージュやピーリングが効果的。触ったときにゴワつきやざらつきが気になるならゴマージュ、くすみが気になるならピーリングでケアしてあげましょう。使うときは、これ以上肌に刺激を与えて防衛機能をはたらかせないよう、ゴマージュは摩擦を避けて押すように、ピーリングは蒸気やお湯で肌をゆるめてからソフトなタッチで。また、化粧水の前には導入美容液を使うのも効果的。導入美容液なら化粧水の通り道を肌に作ってくれるため、後から使うコスメの効能を高めてくれます。今使っている化粧水の前に加えるだけの手軽さも魅力。本格的にケアするならば、コスメだけでなく、酸化アルミニウムという細かい粒子を吹き付けるだけのクリスタルピーリングや熱作用が肌力をアップさせるレーザーピーリングなど医療の力も借りて、徹底的に夏の肌ダメージ回復を。
■2種類の化粧水で、ダメージ肌を芯からふっくらうるおして

スキンケアを受け入れてくれる肌作りができたら、今度は化粧水でたっぷりのうるおいを届けてあげることが重要。まず、分子が細かく浸透性の高い、軽い質感の化粧水で水分の通り道を開きます。肌のうるおい受け入れ態勢が整ったら、次は保水力の強いとろみ系化粧水で肌にうるおいを引きとめる。2種類の化粧水をじょうずに使い分けるのがこのステップでのポイント。細胞を芯からふっくらうるおわせることで、ダメージを受けにくい、強い肌の土台づくりをするのです。クリームやオイルといった油分を与えてあげる前のうるおい基礎工事こそ、夏の肌ダメージ回復のキーポイント。肌のバリア機能を高めるためには、化粧水とクリームの間にゲルなどの美容液を加えるのもおすすめです。さっぱりとした使用感ながらも高い保湿力があり、肌をしっかりとうるおいで満たしてくれます。乾燥で不安定になりがちな肌のコンディションも保たれ、うるおってさらりなめらかな肌に。秋の絹肌へのシフトも完璧です。








