前歯をブリッジにするかインプラントにするか、比較を教えてください

ゆっぴ / 20代 / 男性
インプラントの基礎知識

前歯が抜けてしまいました。ブリッジかインプラントで迷っていますが、それぞれのメリットデメリットとはなんですか?費用や期間についてが特に気になります。

回答

金森行泰先生 かなもり歯科クリニック(東京都)

かなもり歯科クリニック(東京都)

金森行泰がお答えいたします

ご質問ありがとうございます

ブリッジかインプラントかを考えていく場合、
抜歯になってしまった理由が問題になります。

簡単に分けますと歯が割れた場合、深い虫歯などで抜歯になった場合と、歯周病により抜歯になってしまった場合です。

年齢から考慮すると前者の可能性が非常に高いと思われますので歯が割れた場合、深い虫歯で抜歯になってしまった場合でご説明させていただきます。

ブリッジを選択するメリットは
・治療期間が短い。
・外科的なお体への負担が少ない。
・費用がかかりにくい。

ブリッジを選択するデメリットは
・欠損の両隣の歯を削らなければならず、両隣の歯の寿命が短くなる。
・ブリッジの製作過程によっては耐用年数が短く再治療になる可能性が高い。
・隣の歯が割れてしまったりすることにより欠損が広がる可能性がある。

インプラントを選択するメリットは
・両隣の歯を削らずに処置することができる。
・耐用年数がブリッジに比べ長いことが多い。

インプラントを選択するデメリットは
・外科的な処置になるため、治療期間が長くかかる場合がある。
・自由診療のため費用がブリッジに比べかかる可能性がある。
・技術の問題から医院選択がむずかしい。
・天然の歯に比べ継続的なメインテナンスが必要になる可能性が高い。

ということです。

年齢等を考慮し総合的に判断させていただくと、金銭的な問題、時間的な制約がない場合、ブリッジの耐用年数(約8年程度)を考慮し、両隣の歯を削ったり、神経を抜いたりするのを防ぐために、インプラント治療を考慮するのもよろしいのかもしれません。

ただしインプラントは骨の中に植える人工の歯根です。そのため何年経過しても移動することはありません。20代前半の場合、骨の成長過程のため、隣の天然の歯が移動し、インプラントと天然の歯の位置関係がずれて、審美的な問題が出てくる可能性があります。

可能であれば20代後半まで仮歯で経過観察を行い、インプラント治療を行うのがライフプランを考えるとよろしいのかもしれません。

すべてのインプラントが一生問題なく経過するわけではありません、再治療の場合にブリッジを選択することも可能です。

ブリッジとインプラントは非常にむずかしい選択ですが、担当医の先生とよくご相談の上お決めになられるのがよろしいかと思われます。

回答

植松裕雅先生 のぶ:デンタルクリニック 三宿(東京都)

のぶ:デンタルクリニック 三宿(東京都)

植松裕雅がお答えいたします

ブリッジの治療は、欠損部の両隣在歯(りんざいし)が健康で全く問題が無くても削合しなければなりません。
歯は削る事で寿命が短くなりますし、支えとなる歯は欠損している歯の分の力を受ける事になるので、負担が大きくなり、トラブルを起こしやすくなります。

一方、インプラント治療であれば、隣在歯を削る事も無く負担をかけずに、失った歯を再建する事が可能です。

デメリットは、外科処置が必要である事です。重い全身疾患をお持ちの方や、重度な骨粗鬆症の方は、十分な診査が必要です。

特に前歯のように審美的な治療が要求される部位では、骨や歯肉が足りない場合、それを再建するための手術がインプラント治療とは別に必要な場合があります。

治療期間は、インプラントと骨が結合する治癒期間が必要になるため、削って型を取れば次回出来上がってくるブリッジと比べるとインプラントの方が長くかかります。

最終的な仕上がりは、連結されていて欠損部が宙に浮いてるブリッジよりもインプラントの方が綺麗に仕上がりますし、発音障害や食片圧入もインプラントの方が少ないです。

ブリッジの治療は、保険治療適応ですが、使用出来る材料がプラスチックに限られているため、審美的な仕上がりは難しく、綺麗に仕上げるために保険外のセラミックを3本用いたブリッジを作成すると、インプラント治療1本分の治療費とほぼ同じになります。

10年後の平均残存率が90%のインプラント治療と比べると、ブリッジの平均寿命は7〜8年と言われていますので、インプラント治療の方が長持ちすると言えます。

以上の点を考慮すると、他の歯を傷つけずに天然の歯の状態を再現するには、インプラント治療の方が優れていると考えます。

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