納豆

「畑の牛肉」とよばれ、体に必要な栄養素がバランスよく含まれている納豆は、もはや食卓には欠かせない食べ物です。
ただし、身体によいならたくさん食べた方がよいというわけでもなく、体調によっては控えた方がよい場合もあります。ではいったい、一日にどのくらいまで食べてもよいのでしょうか?

納豆に含まれる気になる成分とは?

納豆には、水溶性ビタミンであるビタミンB群が豊富に含まれています。過剰に摂取した分は、尿として排泄されるため問題ありませんが、脂溶性であるビタミンE、ビタミンKは摂りすぎると過剰症の危険が出てきます。
ただし、納豆に多いビタミンKは健康な方でしたら多少の過剰摂取があっても身体に害はないとされていますが、血液の抗凝固剤「ワーファリン」を服用している方や血栓症の方は、摂取量に注意が必要です。

また、ちょっと気になるのが「セレン」という栄養成分。セレンには、抗がん作用があるだけでなく、強い抗酸化作用によって細胞の老化を防いでくれますが、過剰に摂取すると嘔気や嘔吐、肝機能不全などの中毒症状が起こる危険性があります。

中毒症状が発生するには、1日当たりの摂取量が約730マイクログラムから750マイクログラム程度とされており、納豆の場合、100g当たり約235マイクログラムのセレンが含まれています。納豆1パックが約50gですから、換算すると納豆5個分ちょっとに相当します。毎日6パック以上摂取しなければ特に問題はないといえるでしょう。

栄養のバランスを考え、適切な摂取量を

いずれにせよ、納豆は大量に食べない限り身体への心配は必要ないですが、その他の食材との栄養バランスを考えると、同じ食品を大量に摂取すること自体はあまりオススメできません。

厚生省の発表によると、セレンの摂取量として納豆の安全性が確認できているのは、1日当たり250マイクログラムとされていますので、1日2パック当たりの摂取を目安にした方がよさそうです。