更年期に頭痛の症状を訴える方は、およそ6~7割にのぼるとされていますが、なぜ更年期には頭痛が起こりやすいのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

更年期に起こりやすい頭痛の原因と症状

頭痛には、脳腫瘍やクモ膜下出血など、脳の病気が原因になるものをはじめ、片頭痛や群発頭痛、緊張型頭痛など、脳の異常は認められない機能性頭痛があります。更年期に起こる頭痛は、片頭痛あるいは緊張型頭痛であることがほとんどといわれています。

それぞれの症状の特徴としては、片頭痛は、脳の血管が拡張することで頭の片側もしくは両側がズキンズキンと響くように痛み、症状がひどい場合は吐き気や嘔吐を伴う場合があります。緊張型頭痛は、肩こりやストレス、目の疲れなどによって起こり、頭の両側から締め付けられるように痛みます。

ただし、片頭痛は30代~40代の女性に多く見られ、緊張型頭痛はどの年代でも見られやすい(女性の場合)という特徴があるため、更年期症状による頭痛との鑑別が必要となります。

頭痛があるときの対処方法と注意点

片頭痛は音や光に反応して痛みが増強する場合があるため、症状が認められた時は、音と光の少ない場所で安静にするようにしましょう。それでも改善が見られない場合は、緊張型頭痛の可能性があります。首や肩などの軽いストレッチで、症状の緩和を試みましょう。

また、片頭痛は食生活の改善で予防できる場合があります。片頭痛になりやすい方は、細胞内にあるミトコンドリアの機能が低下している可能性があるといわれます。ビタミンB2にはミトコンドリアの働きを助ける作用があるため、片頭痛が頻繁に起こる方は積極的に摂取しましょう。

ビタミンB2は、レバーや納豆、乳製品、ほうれん草などに多く含まれています。また、マグネシウムにも片頭痛を予防する作用があるため、多く含まれるナッツ類や大豆製品、緑黄色野菜や海草類も、日頃から意識的に摂ることをオススメします。

一方、ワインやオリーブオイル、チョコレート、ハム、チーズ、かんきつ類の果物、だしの素などに含まれるうまみ成分であるグルタミン酸などには血管拡張作用や血管収縮作用があります。片頭痛が起こりやすくなったり、痛みが増強される可能性があるため、これらの食品の摂り過ぎには注意しましょう。

また、空腹の状態や、栄養に偏りがある場合にも頭痛が起こりやすくなります。栄養バランスの良い食事を規則正しく摂ることを心がけましょう。

大豆イソフラボンでも更年期の頭痛は予防できる!

更年期障害による頭痛は、閉経期前後にエストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が急激に減少し、自律神経の働きやホルモンバランスが乱れることによっても起こるといわれています。大豆製品にはエストロゲンと似た働きをする大豆イソフラボンが含まれているため、豆乳や豆腐、納豆などを日ごろから意識的に摂るよう心がけましょう。