一般的に月経周期はおよそ25~38日周期で繰り返しやってきますが、30代頃から卵巣の機能が低下しはじめ、一般的に40代の前半になると、月経の周期が短くなる方が増えてきます。

そして40代後半頃には逆に月経の周期が次第に長くなり、数か月に一度しか月経が来なくなる時期を経て、50歳前後に1年以上月経が来なくなる閉経を迎えます。

不正出血の異常を早期に発見する

閉経の前後は生理かどうか判断がつかない出血が見られることが多くなりです。そんな生理の周期が乱れ始めるこの時期に注意したいのが不正出血です。

不正出血の場合は子宮や卵巣がんの可能性があるので、生理の間隔が空いている状態のときに突然、不正出血があった場合は、念のため婦人科を受診することをオススメします。

また、日ごろから月経が来た日や出血の量などを記録しておくことで、異常かどうかの早期発見につながりやすくなります。これとともに、がんの予防のために1年おきに子宮がん検査を受けておくと安心できます。

生活習慣の見直しや食生活の改善を

更年期を迎えるのは一般的に45歳から55歳くらいといわれていますが、卵巣の機能低下は30代頃から徐々に起こり始めます。早い段階から少しずつ、生活習慣の見直しや食生活の改善などをすることにより、更年期症状の緩和や更年期以降に起こりやすい心臓病、高血圧、糖尿病などの生活習慣の予防にもつながります。

栄養のバランスがとれた食事を規則正しく食べる

女性ホルモンの働きが低下するとコレステロールが増加しやすくなったり、カルシウムの吸収率が衰えることによって骨粗しょう症のリスクが高まりやすくなります。日ごろから暴飲暴食や甘いものばかり食べている方は、この機会に栄養のバランスを意識した食事をとるように心がけましょう。

特にこれまで脂肪の多い肉類やお菓子などの糖分をたくさん摂っていた方は脂肪分の少ない魚を食べたり、甘いものを減らすようにしていきます。また、野菜類やきのこ類に含まれている食物繊維は糖尿病の因子となる急激な血糖値の上昇を抑え、肥満へとつながる余分なコレステロールの排出を促進させる働きがあります。

さらに、女性ホルモンに似た作用をもつ大豆製品でタンパク質を効率的にとることをオススメします。大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きの成分といわれ、女性の美と健康を支える強い味方と言われてきました。

しかし、大豆イソフラボンと腸内細菌がめぐり合うことで生成されるエクオールという成分こそが、女性ホルモンと似た働きの成分であるということで今注目を集めています。

ただし、体内でエストロゲンの作用に似た役割をするエクオールをつくれるのは、日本人の2人に1人というデータがあります。また、大豆製品を積極的に摂っても実感できないと感じる場合、このエクオールが生成できない体質かもしれません。

このような場合、エクオールを直接サプリメントとして摂るのも選択肢の一つです。さらに、エクオールは骨の健康を維持したり、肥満につながる恐れのある脂質代謝を抑えたりする効果も期待されています。生活習慣や食生活の乱れにより腸内細菌もバランスを崩しやすいため日頃からエクオールを食生活に摂りいれることでホルモンバランスの乱れを整えていきましょう。

適度な運動をする

ウォーキングなど負担がかからない程度にできて続けられる運動を定期的に行うことで骨や関節に適度な刺激がかかり、骨粗しょう症や肥満の予防になります。突然慣れない運動を長時間行うとヒザや腰を痛めてしまうこともあるので、最初は無理のない範囲から始めましょう。