山芋

ネバネバ食品の代表格ともいえる「山芋」。古くから健康食品や生薬として用いられ、滋養強壮や疲労回復のために食べられてきましたが、最近では山芋に含まれる「ジオスゲニン」という成分に意外な効果があることがわかってきました。

若返りホルモンに似た構造を持つ「ジオスゲニン」

副腎皮質から分泌される「DHEA」は、テストステロンやエストロゲンなどの性ホルモンの前駆体です。20代をピークに性ホルモンの分泌量は減ってきますが、DHEAが原料となり分泌量を上げることから、“若返りホルモン”とも呼ばれ、アメリカではサプリメントとして市販されています。

そんなDHEAとよく似た構造を持ち、生体内でも類似の作用を見せることがわかったのが、山芋に含まれるジオスゲニンです。ホルモンバランスの乱れを起こしやすい40代以降の方にとっては、滋養強壮や更年期障害の症状改善、エイジングケアの効果が期待されます。

アルツハイマー病予防にも?

2012年、富山大学和漢医薬学総合研究所の研究で、山芋に含まれるジオスゲニンに、アルツハイマー病を改善する効果が確認されました。病気の原因となるタンパク質「アミロイドベータ」を減少させるほか、アルツハイマー病によって病変した脳細胞を回復する効果も見られたそうです。

アルツハイマー病への効果を得るには山芋を1日10kgとらなくてはならないとのことで、食事からの改善は難しそうですが、健康や滋養強壮、エイジングケアに効果的な食材であることは間違いないようです。