味噌汁

大豆に含まれているイソフラボンの健康効果はよく知られています。
美肌効果やPMS(月経前症候群)の症状の軽減、更年期障害の改善など、女性の身体にも嬉しい作用がたくさんあります。

しかし、身体への作用が大きいことから、摂取には少しだけ注意が必要です。

イソフラボンの効果

イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」様の作用をします。このことから、女性ホルモンの減少が原因とされる更年期障害の改善や、もうひとつの女性ホルモン「プロゲステロン」が引き起こすとされる、PMSの症状を軽減してくれます。

また、エストロゲンは美肌ホルモンとも呼ばれ、皮脂を抑えてニキビなどの肌トラブルを防ぎ、お肌をみずみずしく保ってくれますが、イソフラボンにも同じような働きがあるので、美肌効果も期待できます。

イソフラボン過剰摂取による危険性

イソフラボンは身体へダイレクトに作用するため、その危険性についても示唆されています。

特に注意したいのは閉経前の女性。身体に多くのイソフラボンが入ると、身体は「エストロゲンがたくさん出ている!」と勘違いしてしまい、エストロゲンの分泌を少なく、プロゲステロンの分泌を多くしてしまいます。これによって、逆にPMSの症状を重くしたり、月経不順を引き起こしてしまう可能性もあるのです。

1日の適正量

2006年に食品安全委員会が発表した「大豆イソフラボンを含む特定保険用食品の安全性評価の基本的な考え方」には、大豆製品とイソフラボンの効果や身体への影響、適切な摂取方法について詳しくまとめられています。

食品安全委員会では、イソフラボンの摂取目安量の上限値は1日に75mg、そのうち、サプリメント等の健康食品からの上限値は30mgに設定しています。特に閉経前の女性には影響が強いため、なるべくこの範囲を出ないようにしましょう。

これを食品に換算すると、味噌汁1杯(20g)に約6mg、納豆1パック(50g)に約35mg、豆腐1丁(300g)に約60mg、豆乳1パック(200g)に約50mgが平均して含まれている計算になります。

これからも分かるように、通常の食事でも十分にイソフラボンは摂ることができます。何事も極端にはせず、適度に取り入れ、健康や美容に役立ててくださいね。