内臓が老化すると見た目も老化するのはなぜか?
澤田彰史
東京警察病院勤務、日本抗加齢医学会専門医。 同院以外にもさまざまな施設にて、形成外科・美容外科手術・レーザー治療から、 寝たきり老人の訪問診療に至るまで幅広く医療に従事している。 日本テレビ『世界一受けたい授業!』や、『美STORY』『日経WOMAN』『夕刊フジ』 のアンチエイジング特集でも取り上げられる。 また、“老若男女問わず!かしこくムダなくシンプル・アンチエイジング”をモッ トーに、ドクターズコスメのプライベートブランド版やドクターズサプリの企画 ・開発を行なう、ネット直販専門会社『ARGON Co.Ltd (http://www.argon.jp)』の開発顧問医も務める。 群馬大学医学部卒。
見た目の老化度は、紫外線を浴びた総量で「七割」決まってしまいます。 …では、残りの「三割」は何でしょうか?

それは「活性酸素」の量です。では活性酸素とはなんでしょうか?
活性酸素とは、人間の細胞の遺伝子にダメージを与えていき、老化と病気を引き起こす、”諸悪の根源”の物質です。人間が吸った酸素のうち、約2%が活性酸素となって体内に残ります。つまり、人間が酸素を吸って生きている限り、必ず発生してしまう物質なのです。まさしく、「息を吸って生きる」ことが「老いる」ことに他ならないわけです。活性酸素は、体内の至るところに発生しています。当然、皮膚の中にもいます。つまり、見た目の老化度を決める「しみ・しわ・たるみ」の量は、七割が「紫外線」により決まり、残りの三割が「活性酸素」によるダメージの量で決まるのです。
そして、活性酸素は肌だけではなく、内臓も傷つけていきます。
糖尿病や動脈硬化の原因になったり、アルツハイマー病や脳卒中の原因になったり、さまざまな癌の原因にもなります。活性酸素が多いと、肌の老化だけではなく内臓の老化も進んでしまうのです。内臓の老化と見た目の老化がリンクしているのはこのためです。
さいわい、人間には活性酸素をやっつける力があります。このパワーを「抗酸化力」と言います。
しかし、この抗酸化力は個人差がものすごく激しいのです。この「抗酸化力の個人差」が「老化スピードの個人差」にほかなりません。「抗酸化力をあげる生活習慣」こそが「アンチエイジング」です。抗酸化力は、遺伝的影響もありますが、「食生活・運動量・ストレス・喫煙の有無」などの生活環境によってほぼ決まり、一番大きいのはやはり「食生活」です。食生活で、「抗酸化物質」をいかに多く摂取するかがアンチエイジングに最も大切なことです。昔から言われる、「医食同源」とはこのことです。








