美髪を健やかに保つカギ!髪の源に働きかける、革新分子とは

悩む髪の衰えは「幹細胞」が関与していた

髪が衰えるさまざまな要因

髪の成長サイクル

髪は、成長期・退行期・休止期・初期成長期のサイクルをくり返し、生え変わることで、一定の本数を保っています。ところが、さまざまな要因でサイクルが乱れると、健康な髪の成長を阻害することに。

サイクルを乱す要因には、
・睡眠不足で血流が低下し、髪をつくる毛母細胞に酸素と栄養が届きにくくなる
・ダイエットで過度な食事制限を行うと、髪にいきわたる栄養が不足する
などがあげられます。

また、最新の研究では、「幹細胞」が健康な髪を維持するために、重要な働きを担っていることが明らかになりました。

髪のみなもと「毛包幹細胞」とは

毛包幹細胞

私たちの体は、何十兆もの細胞によってつくられています。細胞ごとに、肌をつくる細胞、筋肉をつくる細胞などの役割がありますが、「幹細胞」は分裂によって増殖し、分化によってさまざまな細胞に変化できるのが特徴。「体の原点」ともいえる細胞です。

髪の幹細胞「毛包幹細胞」は、毛母細胞と色素細胞をつくる働きを担っています。そして、毛母細胞は、色素細胞がつくったメラニンを取り込みつつ、細胞分裂をくりかえして角化。髪の毛として成長していきます。

毛包幹細胞は、丈夫で美しい髪の毛を作るための原点。ただし、その機能は加齢とともに低下し、生えてくる髪の質や量にも影響を与えてしまうと言われています。

幹細胞が髪に働きかけるチカラとは

髪を生み出す毛母細胞の機能がカギ

すこやかな髪をはぐくむためには、頭皮の血流を促し、毛母細胞に栄養を与える「育毛剤」「頭皮マッサージ」などが効果的。毛母細胞を活性化させることで、髪の成長を促すアプローチです。

今回注目したいのは、毛母細胞の生みの親である「毛包幹細胞」にアプローチする方法。毛包幹細胞に直接働きかけると、髪が丈夫で美しくなると考えられています。

毛包幹細胞の機能を正常に保つために

毛包幹細胞の少なくとも一部は、酸素濃度が低い状態で貯蔵されていることが報告されています※1。その状態で、毛包幹細胞の増殖や分裂をコントロールする分子の一つが「HIF-1α」というタンパク質です。HIF-1αは酸素濃度が低い環境で働きますが、酸素濃度が高い環境では、体内にもともと存在する「タンパク質分解酵素」によって分解されてしまいます。そのため、毛包幹細胞の正常な機能が損なわれてしまうのです。そこで期待されているのが、擬似的に毛包幹細胞が低酸素環境にいるかのような状態を実現※2する成分「ステモキシジン」です。

※1:Como.S.,et al.,Differentiation(2000)66:157-164
※2:毛包幹細胞が低酸素状態にいるときと同等のシグナルを与え、幹細胞をコントロールすること

毛包幹細胞とステモキシジンのパワー

髪の休止期を短縮!

ステモキシジンには、HIF-1αを分解してしまう酵素(プロリルー4ヒドロキシラーゼ)を阻害するはたらきがあります。そのため、酸素濃度が高い環境であっても、毛包幹細胞の増殖や分裂をコントロールしているHIF-1αが、本来の力を発揮できるような状態にしてくれるのです。HIF-1αが働いて、擬似的に幹細胞が低酸素環境にいるかのような状態を実現※。毛包幹細胞の機能が正常に保たれ、髪が成長を止める「休止期」が短縮し、眠っていた毛髪が呼び覚まされます。

※毛包幹細胞が低酸素状態にいるときと同等のシグナルを与え、幹細胞をコントロールすること

ロレアルの研究成果「ステモキシジン」

3か月で1,700本!ステモキシジンの実証結果※1

ステモキシジンは、25年にもおよぶロレアルの毛包幹細胞の研究によって開発された成分です。ロレアルは研究の過程で、毛包内には二つの幹細胞の貯蔵部位があることを世界で初めて発見。また、そのうちの一つが低酸素状態であることをアメリカの「Differentiation誌」に論文を発表しました※2。その結果がステモキシジンの開発につながっています。

ステモキシジンを男性型脱毛症の頭皮に使用したテストでは、脱毛部位に3か月で1,700本の毛髪が増えることを確認。毛母細胞ではなく、その親である毛包幹細胞へアプローチする、期待の成分です。

※1:男性型脱毛症の方における試験で確認。脱毛部位の毛髪密度変化(+4%)から頭部全体の毛髪増加数を計算
※2:Como.S.,et al.,Differentiation(2000)66:157-164

(本ページの企画・編集:スキンケア大学編集部)

革新分子「ステモキシジン」をもっと詳しく

提供元:日本ロレアル株式会社掲載日:2016/10/1