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椎名邦彦先生

監修:こすぎレディースクリニック

院長 椎名邦彦先生

当院の基本姿勢は『癒して治す』です。最新の産婦人科・美容医療に、東洋医学などの代替医療やアンチエイジング医療を取り入れながら、女性がいつまでも健やかで美しくあるための医療を提供します。 女性が『 いつまでも健やかで美しく 』 あるために 『 癒して治す 』 医療の実践と 『 安心して通い続けられる 』 クリニックを目指しています。

幹細胞って何?

幹細胞の役割の図

私たちのカラダは、約60兆個、200種類以上もの細胞が集まってできており、それぞれの細胞は、筋肉なら筋肉の細胞、神経なら神経の細胞というように、細胞ごとに役割を持っています。でも、これらの細胞は、はじめはたった1つの「受精卵」なのです。

この受精卵は、何度も細胞分裂を繰り返して数を増やしていきます。またその途中で「分化」という、それぞれの細胞が、自分の役割に見合う形や機能を身につけていくことで、たった1つの受精卵から、60兆個、200種類以上もの細胞へと増殖・分化していきます。

細胞には、それぞれ役割分担があるとお話しましたが、中には、決まった役割を持たず、いろいろな細胞になれる細胞があります。これが「幹細胞」。

幹細胞は、さまざまな細胞になることができる能力(多分化能)と、自分とまったく同じ能力を持った幹細胞をコピーできる能力(自己複製能)を持っているすばらしい細胞です。

この幹細胞は、私たちが病気やケガをすると、SOSをキャッチして、傷ついている場所に集合します。そして、集まった場所で分化・分裂をくりかえすことで、失われた細胞を再生して補い、組織の機能を回復させるという重要な働きをしているのです。

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幹細胞の種類

幹細胞を大きく分類すると「受精卵」「ES細胞」「成体(体性)幹細胞」の3つです。これらは他の細胞に分化できる能力の違いによって、「全能性」「万能性」「多能性」の3つに分けることができます。

受精卵(全能性)
どんな種類の細胞にもなれる能力を「全能性」といい、この能力を持っているのは、受精直後から約2週間後の受精卵だけで、生命の源です。受精卵は、胎児やそれを育てる胎盤など、生命体をつくりだす全ての細胞になることができます。

ES細胞(万能性)
受精卵は、2週間を過ぎて増殖・分化が進むと、胎児になる部分とそれ以外の器官になる部分に分かれます。このうち、胎児になる部分のことを、ES細胞(胚性幹細胞)といい、このES細胞は、私たちのカラダを構成する全ての細胞になれる「万能性」を持っています。

成体幹細胞(多能性)
ES細胞は、胎児になるにしたがって消滅し、特定の系列の細胞だけ分化可能な「多能性」という能力を持った成体(体性)幹細胞に変化します。この成体幹細胞は私たちのカラダのさまざまな箇所に存在し、例えば赤血球や白血球、血小板など、血液の細胞になれる「造血幹細胞」、神経の細胞になれる「神経幹細胞」、皮膚や骨、軟骨、脂肪細胞などになる「間葉系幹細胞」などがあります。

近年の幹細胞の研究

試験管の写真

幹細胞は再生医療に利用するために、研究が進められています。大きくは「ES細胞」「iPS細胞」「成体(体性)幹細胞」の3つに分類されます。

ES細胞
ES細胞は、前述のとおり、私たちのカラダを構成する全ての細胞になれる万能性があります。再生・移植医療への応用が期待されており、多くの研究機関によって盛んに研究が進められていますが、受精卵を使用することに対して倫理的な問題があるため、実用化には大きなハードルがあります。受精卵ではなく卵子から人工的にES細胞を作り出そうという研究も行われていますが、倫理的な問題は依然残ります。

iPS細胞
皮膚や血液から採取した細胞に、ある特定の遺伝子をいれることで、すでに線維芽細胞など特定の役割を持つ細胞を、前段階のさまざまな細胞になれる状態にもどしたのがiPS細胞(人工多能性幹細胞)です。ES細胞と同じように、万能性がある上に、患者本人の細胞から作るので、拒絶反応を起こす心配がありません。

そして、受精卵や卵子を使わずに作れるので、倫理的な問題もクリアできているのではないかという意見が多く見られます。しかし、採取した細胞を遺伝子操作する過程があるため、長い時間をかけて安全性を実証する必要性があります。

成体幹細胞
成体幹細胞は、私たちのカラダのさまざまな箇所に存在する多能性の幹細胞ですが、ES 細胞やiPS 細胞と違い自分の細胞そのものを用いるため、とても安全な上、倫理的、遺伝子的な問題もありません。皮下脂肪などにもたくさんの幹細胞が存在し、比較的に簡単に抽出することができます。

このため成体幹細胞は、乳房の再建やシワの改善など形成外科的な組織の再建施術や、スポーツ選手のヒザ軟骨再生施術など、世界中で実用化が進んでいます。

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幹細胞培養液とは?

ここまで紹介した3通りの研究は幹細胞そのものを使ったものですが、これらとは一線を画すものとして「幹細胞培養液」を使った再生医療があります。

幹細胞培養液とは、幹細胞を培養するときに、幹細胞が分泌する成分のことです。この成分には、500種類以上のタンパク質成分が含まれており、そこにはサイトカインと呼ばれる細胞活性のカギとなる情報伝達物質が豊富に含まれています。近年、化粧品成分として注目されているEGFやFGFなどの成長因子(グロースファクター)はサイトカインの一種です。

一般的な細胞は培養しても、これほど多くの成分を分泌しないので、幹細胞独特の機能と言えます。幹細胞培養液には、幹細胞自体は入っていないので、倫理的な問題や遺伝子の問題はありません。この成分こそ、世界で注目を集めている再生美容のコア成分なのです。

幹細胞培養液について詳しく学ぶ

幹細胞培養液の成分ついて詳しく学ぶ

提供元:アンチエイジング株式会社 掲載日:2015/01/20

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