生理前にできるニキビは、思春期のニキビと同じ治療方法では治りません。生理前にニキビができるのは、黄体ホルモンの影響と共に、肌が本来持つ免疫力が衰えていることも原因になります。生理前でもニキビにならない人がいるのは、健康な肌を維持しているからです。
生理前にできたニキビの対策方法
生理前に出来るニキビを治療するには、まず、食生活や生活習慣を見直してみましょう。油分の少ない食事と規則正しい生活を心がけることが大切です。ストレスを溜め込まないことも大切です。
とはいえ、できてしまったニキビを治すには、専門的な治療が必要になります。生理前ニキビには速効性のある治療方法は確立されていませんが、黄体ホルモンの働きを抑制する低容量ピルや生理痛を和らげる漢方薬などが効くケースもあります。生理前にニキビ以外にも不調を感じる場合は、月経前症候群(PMS)かもしれません。専門医の診察をおすすめします。
生理前にできるニキビを予防する方法
生理周期に合わせてニキビケアを行ってみましょう。まずは基礎体温を測って自分の生理周期を知ることが大切です。生理が終わったころから排卵時期までは卵胞ホルモンが増加して肌トラブルの少ないときです。ビタミンC誘導体などを含んだ基礎化粧品で肌ケアをしっかりと行います。専門医などでニキビ治療を行うのもこの時期がベストです。肌状態がよいので、新しい治療を始めても肌に負担がかかりません。
排卵が終わってから生理開始までは、黄体ホルモンが増加します。この時期は、肌を休ませて十分な保湿を行います。暴飲暴食は避けて、睡眠時間を多めに取るよう努力しましょう。皮脂が多くなるので、洗顔もより大切になります。低刺激の石鹸を使ってぬるま湯で肌をこすらずに汚れを落とします。
便秘もニキビ悪化の要因となるので、お通じがよくなる食材をとるように心がけましょう。
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