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甘皮(爪上皮)を処理して健康的な爪に

更新日:2016.12.09
公開日:2013.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
あやこいとうクリニック 院長 伊藤史子

爪の長さを整えるネイルケアは欠かさないという方も、甘皮の処理というと、あまり馴染がないかもしれません。ここでは、ドクター監修の記事で、健康的な爪を手に入れるための簡単な甘皮処理について、詳しく解説しています。

甘皮は爪上皮(そうじょうひ)とも呼ばれ、爪甲(そうこう、いわゆる爪)と後爪郭(こうそうかく、爪を根元で固定しているところ)をつないでいる部分です。後爪郭への細菌・異物の侵入を防ぐ役割を果たしていますが、必要以上に広がったり、肥厚していると、ささくれの原因になるばかりか、爪への必要な水分を横取りしてしまったりして、爪が割れやすくなったり二枚爪の原因になるとも言われています。

そこで甘皮の処理が必要になってくるわけですが、甘皮を定期的に自分で処理しているという方は、どれくらいいるでしょうか?ネイルサロンへ行くとついでにやってもらえたりしますが、自己処理としてはあまり定着していないかもしれません。その一方、甘皮の間違った処理や、剥がしすぎは、爪の発育障害をもたらし、皮膚が細菌感染を起こす可能性もあり危険です。

こちらでは、手軽にできる甘皮の処理方法をご紹介します。爪は健康のバロメーターともいわれるほど、爪のキレイな方は健康的に映るものです。甘皮を適度に処理して、健康的な美しい爪を手に入れましょう。

手軽にできる甘皮の処理方法

ネイルケアグッズも色々市販されていますし、中には甘皮処理専用とされるグッズもあります。自分でやるなら一通り買い揃えた方がよいのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。甘皮や古い角質を柔らかくする「キューティクルリムーバー」は数千円程ですが、お風呂上りのお肌が柔らかくなっているタイミングで行えば、使わなくてもOKです。

同様に、キューティクルニッパー(ささくれや甘皮を取り除くもの、5000円~15000円程)や、キューティクルオイル(爪や甘皮の乾燥防止用オイル、数千円程)も、必ずしも買い揃える必要はありません。

最低限用意するものとしては、普段から使っているコットン、ウッドスティック、やすり、ガーゼ、化粧水、ハンドクリームがあればよいでしょう。

1.処理を始める前に、コットンスティックを作ります。ウッドスティックの先の角をやすりで丸くしてから、コットンの中身を巻きつけます。次回からは、やすりの工程は飛ばして、コットンを新しいものに替えて使用できます。(コットンスティックの代わりにキューティクルプッシャーというスティックを使用してもよい)

2.甘皮を柔らかくするため、入浴します。あるいは、台所にあるボールか洗面器にぬるま湯を入れ、そこに2,3分指を付けておくのでもいいです。柔らかくするのと同時に、汚れも落ちます。

3.作っておいたコットンスティック(あるいはキューティクルプッシャー)の先を水で軽く湿らせたら、爪の脇部分から根元に向かって円を描きながら優しく甘皮を押し上げます。

4.水で湿らせたガーゼを空いている方の手の親指にかぶせて、円を描きながら甘皮と爪の表面に張り付いている薄皮(ルーズスキン)をこそげ落とします。優しく丁寧に!がポイントです。

5.最後に、爪の根元部分を中心に、化粧水とハンドクリームで保湿します。

④の後に、場合によっては、キューティクルニッパーで部分的に除去する事もありますが、気にならなければそこまでする必要はないでしょう。

⑤では、キューティクルオイルという専用の保湿オイルも市販されていますが、水分・油分を補えればよいわけですからいつも顔やボディーのスキンケアで使用しているものでも十分です。

甘皮処理の適正頻度

甘皮の処理は、一度やり始めるとキレイになる気持ちよさもあってまめに処理しすぎてしまったり、必要な甘皮まで過度に取りすぎてしまったりと、少々加減が難しいのが難点です。特に、日常的にネイルを施している方は、甘皮を処理すると爪の形が整い、よりネイルも引き立って見えるものですがやりすぎにはご注意ください。多くても、10日から2週間に一度くらいが適正頻度です。

甘皮処理を怠ることによる弊害よりも、甘皮処理をしすぎることによる弊害の方が多いことを肝に銘じ、優しくていねいにケアしてください。

自宅でのハンドケア方法については、「正しいハンドクリームとキューティクルオイルの塗り方」をご参照ください。

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