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ビダール苔癬(たいせん)の原因と治療法

更新日:2018/05/08 公開日:2013/08/23

湿疹・皮膚炎

湿疹の一つ「ビダール苔癬」をご存知でしょうか?ビダール苔癬は、首の後ろ側に発生することが多く、硬く厚く盛り上がった発疹が特徴的な疾患です。ここでは、ビダール苔癬の症状、原因、治療法について詳しくご紹介します。

湿疹の一つ「ビダール苔癬(たいせん)」は、一般的に首の後ろ側や太もも、陰部などに発症することが多く、皮膚が肥厚した発疹が特徴的です。ときに色素沈着や色素脱失を起こし、皮膚が灰白色になるケースもあります。初めは均一な大きさの赤い丘疹(きゅうしん)が現れ、それらを掻いてしまうことで複数の丘疹が徐々に集まり、平坦で厚く乾燥した苔癬を形成します。

ビダール苔癬は、中年以降の女性に多く、東洋人に多いとも言われます。見た目の症状から「たむし」と間違えられることもあります。非常に強いかゆみをともない、特に入浴中や飲酒などで血行がよく体が温まっている時に強いかゆみを感じます。

しかしながら、他の事で気が紛れていたり、気の持ちようでほとんどかゆみを感じないこともあるようです。

ビダール苔癬の原因

ビダール苔癬は、何らかの刺激を受け続け生じたかゆみを繰り返し掻きむしってしまうことで起こると考えられており、刺激となる原因としては以下があげられます。

  • ネックレスなどの金属アレルギー
  • 毛染め剤、パーマ剤、ヘアケア剤など
  • 衣類やワイシャツの襟
  • ストレス
  • シャンプー・リンスのすすぎ不足
  • 紫外線

ビダール苔癬のケア・治療法

まず、原因となっている物質を特定することが先決です。原因物質が特定されれば、できる限り排除し、原因の特定に至らなかった場合は金属や薬品など、肌にとって刺激の強いものを極力避けるようにしましょう。

薬物治療としては、外用のステロイド剤やテープ剤が使われます。また、かゆみを抑えるため、抗ヒスタミン薬(内服)や抗アレルギー薬(内服)を併用します。

そして何より肝心なことが、患部を掻かないことです。爪を常に丸く短く切っておくことも大切です。さらには、熱いお風呂に浸からない、辛い食べ物を避ける、飲酒を控えるなど、血行を促進し体がほてりやすい状況を回避すること、ビダール苔癬のことをなるべく考えず気を紛らわすといった工夫も、強烈なかゆみを引き起こさないためのポイントです。

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