『乾燥肌の化粧品選び方(4)美容液』でも解説しましたが、セラミド配合美容液のようなセラミド配合化粧品を選ぶ際には、次のようなポイントを重視して選ぶようにしましょう。
ヒト型セラミド配合のものを使う
化粧品に配合されているセラミドは、人間のお肌の角質層にあるセラミドと同じ化学構造を持つヒト型セラミド(バイオセラミド)であるかどうかがポイントです。その他の疑似セラミドや植物性セラミドは、保湿力がヒト型セラミドには劣るので避けた方が良いでしょう。
化粧品に配合されているセラミドの主な種類
- ヒト型セラミド:バイオセラミド。酵母を利用して生成されたもので保湿力が高く、刺激が少ないのが特徴。
- 疑似セラミド:石油原料から化学合成したもの
- 植物性セラミド:グルコシルセラミド。米ぬか油、小麦胚芽油などから抽出された植物由来のセラミド
- ミルクセラミド:牛乳由来の成分もの
最近ではヒト型セラミドの中でもセラミドナノスフィアという、通常のセラミドの20分の1の大きさまで小さくした成分が出てきています。通常、ヒト型セラミドであっても浸透は角質層の表面までですが、セラミドナノスフィアであればナノサイズであるため、角質層の隅々まで浸透します。
セラミド配合量の多いものを選ぶ
セラミド配合化粧品を選ぶ際には、セラミド配合量をきちんとチェックしましょう。
セラミドそのものは比較的高価なので、極端に価格の低い商品はセラミドが微量しか含まれていない可能性もあります。化粧品の量にもよりますが目安としては1本あたり3000円以上で、できるだけ配合量が明記されている商品を選びましょう。
また、セラミド以外の保湿成分と一緒に何らかの保湿成分が配合されている化粧品がオススメです。
テクスチャーからも分かるセラミド配合量
セラミド配合化粧品は乳液またはクリーム状のものか、ドロッとしたテクスチャーのものが多いです。なぜならセラミドは水に溶ける水溶性ではなく、油に溶けやすい脂溶性だからです。
水のようにサラッとしたテクスチャーの場合は、セラミドの配合量が極めて少ない、もしくは界面活性剤が多く使われている可能性があります。
以上のようなポイントをしっかり確認し、良質のセラミド配合化粧品を選ぶようにしましょう。パッケージなどに欲しい情報がない場合は、メーカーに問い合わせ、確認することをオススメします。
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