スキンケア大学 ヘルスケア大学 メンズスキンケア大学

早期発見が大事!表皮内部に生じる癌の1つボーエン病

更新日:2017/03/23 公開日:2014/05/15

皮膚悪性腫瘍

ボーエン病は表皮内部に生じる癌の一種です。表皮内に繁殖が留まってることから、表皮内癌とも呼ばれています。癌と言っても早期発見なら恐れることはありません。癌が真皮に及んでいなければ、手術でほぼ完治してしまう病気です。またそれ以上転移することもありません。ここではドクター監修のもと、ボーエン病について詳しく解説します。

ボーエン病

ボーエン病とは?

ボーエン病は表皮内部に生じる癌の一種で、繁殖が表皮内に留まっている症状を指します。早期発見なら手術で切除しての完治が見込め、それ以上の転移はないため癌と言っても恐れる必要はありません。

しかしかゆみがほとんどなく、あらゆる場所にできるので湿疹に間違われることがあり、治療が遅れる場合があるので注意が必要です。主に高齢者に発症します。

ボーエン病の症状

身体のあらゆる場所に円形や楕円形の斑が生じます。色は赤茶色で表面が少し盛り上がり、かさぶたが付着している場合もあります。大きさは米粒大のものから手の平の大きさ、それ以上になる場合があります。

かいたり擦ったりすると、ただれやびらんが生じます。好発部は体幹部や下肢、陰部で、陰部にできたものは別名、ケイラー紅色肥厚症と呼ばれています。

ボーエン病の原因

ボーエン病の原因はハッキリとは解明されていません。しかし紫外線やウィルスが関係しているとも考えられています。その理由はボーエン病の多くが、常に露出している肌に発症しているためです。

ボーエン病の治療

ボーエン病は手術で切除すれば、ほぼ完治が期待できる病気です。そのため治療の第1選択は手術です。まず病変部をわずかに切除して顕微鏡で検査を行います。

切除手術はその検査によって診断が確定した後に行います。切除する際には病変部よりも少し大きめに切除をするので、縫合する時に変形を生じる場合があります。その場合は皮膚をずらしながら縫合したり、植皮という他の部分から皮膚を移植する方法をとります。切除部分が小さければそのまま縫合することができます。

また、切除部分が小さければ局所麻酔で行えますが、大きい場合には全身麻酔が必要になるため大病院で手術を行う必要があります。他の癌と異なり、手術後は抗癌剤や放射線治療を行いません。

注意点

ボーエン病は転移もなく完治が期待できる病気ですから、余計な心配はいりません。しかし他の皮膚疾患と区別するのが困難な場合もあります。病気が進行すると表皮だけに留まらず真皮も侵されてしまうため、早期発見が大切です。

さらに進行してしまうとリンパ節や内臓に転移をして、最悪の場合、命に係わります。そのため赤茶色のシミができて、かゆみを伴わない場合は早めにクリニックを受診しましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 皮膚科

ヘルスケア本