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青色母斑の原因と治療法

更新日:2017/10/24 公開日:2014/05/15

母斑・良性腫瘍

青色母斑は、その名の通り、皮膚に青あざができる状態を示します。通常のほくろよりも青みが強いのが特徴です。ここでは青色母斑の症状や原因、治療法についてドクター監修のもと、詳しく解説します。

青色母斑とは?

「青色母斑(せいしょくぼはん)」は、皮膚にできるあざの一種です。見た目は、青みがかっており、皮膚の表面から少し隆起しているのが特徴です[1]。

青色母斑の原因

人間の皮膚の表面には、皮膚の色を濃くする働きがあるメラニン色素を形成する細胞の、「メラノサイト」が存在します。メラノサイトは、「色素細胞」や「メラニン細胞」と呼ばれることもあります。皮膚の深い部分にメラノサイトが増殖すると、皮膚に青みが出てあざになります。これが青色母斑の原因です[1]。

青色母斑の症状

通常のほくろよりも、青みの強い点が特徴ですが、色は鮮やかな青から黒ずんだ青まで多岐にわたります。青色母斑は手足や背中、頭部によく発生します。大きさは数ミリ程度のものが多く、形状は、皮膚の表面から半球型に少々隆起したドーム状となっています[1][2]。

また、かゆみや痛みはありません。さらに、ほとんどの場合、孤立して発生し多発することはありません[2]。

青色母斑の検査や診断

青色母斑と見られるアザについては、悪性腫瘍の可能性を考える必要があります。専門家の間でも、その区別は難しく、皮膚科に相談するのがよいでしょう。あざが大きい場合に注意する必要があり、あざが5~10cmと大きかったり、潰瘍があったりするときには典型的な青色母斑ではない可能性が考えられます[2]。通常1cm以下であるのに対して、やや大きな場合には悪性化する可能性を考えることになります[3]。

青色母斑の治療

青色母斑は、基本的には治療の必要はありません。見た目が気になる場合や大きなものが発生した場合は、外科手術によって病変部を物理的に切除することがあります。切除の痕が残る場合を念頭にドクターと相談するとよいでしょう。

青あざにはレーザー治療が行われることがありますが、青色母斑はメラノサイトが皮膚の深くにあるため、レーザー治療は効きにくい可能性があります[3]。

参考文献

  1. [1]デニス・L・カスパーほか編. ハリソン内科学 第5版. メディカル・サイエンス・インターナショナル 2016; 374
  2. [2]Zembowicz A, et al. Blue nevi and variants: an update, Arch Pathol Lab Med 2011; 135(3): 327-36
  3. [3]日本皮膚科学会. "アザとホクロ" 皮膚Q&A. https://www.dermatol.or.jp/qa/qa21/q03.html (参照2017-10-10)

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