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「猫ひっかき病」の原因・症状・治療法

更新日:2016/12/09 公開日:2014/05/14

細菌性疾患

可愛い猫を見ると撫でたり抱っこしたくなるものですが、噛かまれたり引っ掻かれたりすることもあります。その際に怖いのが猫ひっかき病です。猫ひっかき病は猫が引っ掻くようになる病気ではなく、噛まれたり引っ掻かれたりすることで人間が発症する病気です。ここでは猫ひっかき病の原因や症状、治療法について詳しく解説します。

猫ひっかき病とは

猫ひっかき病とは、猫に引っ掻かれたり噛まれたりすることで人間に発症する感染症です。患部や周辺のリンパ線が大きく腫れあがります。また発熱をともなう場合もあります。猫に対しては全く病原性がないため引っ掻いたり噛んだりした猫には特別な症状はみられません。詳しい調査は行われていませんが、多くの方が、猫ひっかき病に感染していると言われています。

猫ひっかき病の症状

引っ掻かれたり噛まれたりすると、およそ数日から2週間で症状が現れます。傷を負った場所がほてって赤くなり、腫れもともないます。時には膿んでしまう場合もあります。さらに数日経過すると発熱し身体がだるくなります。

また傷だけでなく、負傷した手足の付け根のリンパ節も腫れ上がってきます。稀に傷の腫れや赤みがなく、突然リンパ節の腫れを起こす場合もあります。重症化すると視力障害や肝機能障害を起こす原因にもなるので、特に免疫低下している方は注意が必要です。

猫ひっかき病の原因

猫ひっかき病の原因はバルトネラ属菌という菌に感染することで発症します。バルトネラ属菌は猫だけでなく、犬などの動物の爪、口内に存在しています。

また猫に寄生するネコノミにも存在しています。日本に生息する猫の1割がバルトネラ属菌に感染していると言われています。特に子猫は保菌率が高く感染の可能性が高くなります。このバルトネラ属菌を保菌している猫に引っ掻かれたり噛まれたりすることで人間も感染します。

猫ひっかき病の治療と予防

猫ひっかき病は治療をせず治る事がほとんどです。しかし完治するまでには数週間から数ヶ月を要します。多くの場合は解熱鎮痛剤の対症療法です。免疫力の低下した高齢者は重症化することがあるので注意が必要です。重症化すると麻痺や脊髄障害におちいることもあります。症状が長期化や悪化した場合には抗生物質を使用します。

予防としては猫にノミやダニが付着しないようにすることです。原因であるバルトネラ属菌はネコノミが媒介しているので、ネコノミを近づけない、駆除することを徹底すれば予防につながります。またペットなら飼い主がケアして駆除できますが、野良猫は駆除できていないので極力触ったり抱いたりしないようにしましょう。

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