ヒアルロン酸は皮膚や関節、目に含まれており、体内で様々な役割を果たしています。基本的に細胞と細胞の間に多く存在し、細胞を守る役割を担っています。
ヒアルロン酸の皮膚内での働き
ヒアルロン酸は、皮膚において水分を保つ働きがあります。人間の皮膚は外側から順番に、「表皮・真皮・皮下組織」の3つの層に大きく分けることができます。なかでも表皮の約10倍の厚みがある真皮は、多くのヒアルロン酸を含んでいます。
ヒアルロン酸は真皮のコラーゲンやエラスチンなどの主要な構成要素の隙間に存在しており、水分を抱え込む役割を持っています。真皮のヒアルロン酸が少なくなると水分を保持できず、皮膚の表面が乾燥し肌のハリもなくなっていきます。
つまり、ヒアルロン酸は細胞と細胞の間でクッションのような役割を果たしているのです。1gあたり6Lの保水力があると言われています。
体内のヒアルロン酸は、年齢を重ねるごとに減っていきます。皮膚のヒアルロン酸濃度は、およそ40歳後半から下り坂になると言われています。ヒアルロン酸の量が減ると弾力と潤いが低下し、肌荒れやカサつきの原因にもなります。
ヒアルロン酸生成のメカニズム
ヒアルロン酸は、真皮にある線維芽細胞が作り出しています。線維芽細胞は他にも、コラーゲンやエラスチンなど肌のハリにかかせない成分を作り出しています。線維芽細胞は組織が損傷した時に大量のコラーゲンを作り出して修復を助けるなど、非常に優れた働きをします。
その線維芽細胞が衰えてしまうと、ヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどの新陳代謝がスムーズに行われなくなってしまい生成も滞ります。すると、肌のハリや弾力が失われていきます。特にヒアルロン酸が失われると水分が減少するため、シワやたるみの原因になります。
実はこの線維芽細胞は、年齢を重ねるごとに数が減少したり働きが衰えたりすることが解っています。また紫外線やストレス、化粧品による影響などによってもその働きが低下します。
ハリのある肌を保つためには、ヒアルロン酸を生み出すこの「線維芽細胞」の数と、その働きをキープすることが重要です。
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