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抗酸化成分・食品(8)ローズヒップの効果と効率的な摂取法

更新日:2017.09.14
公開日:2014.05.01
ドクター画像
この記事の監修者
大森真帆麻布十番クリニック 院長 大森真帆

ローズヒップには、レモンの20倍ものビタミンCが含まれています。ビタミンCはメラニン色素をつくる酵素を阻害したり活性酸素を除去したりと、シミを原因から断つ働きをしてくれます。このページでは、ローズヒップのもつ美白・シミ対策効果についてドクター監修のもと詳しく解説しています。

ローズヒップ

ローズヒップのビタミンCはレモンの20倍

ローズヒップはバラの果実です。広い意味ではあらゆる種類のバラの果実をローズヒップと呼びますが、ハーブ等として一般的に親しまれているのはイヌバラ(ドッグ・ローズ)の果実です。

ローズヒップが食用として注目されるようになったのは意外と最近で、第二次世界大戦中のイギリスでのことでした。戦時中とあって食糧不足が心配されていた時に、ローズヒップに大量のビタミンCが含まれていることが分かり、栄養補助食品として用いられるようになったのです。

そのビタミンC含有量は、なんとレモンの20倍以上です。このことから、「ビタミンCの爆弾」という異名もあるほどです。

ローズヒップが美白・シミ対策に有効な理由

高品質のビタミンCを含んでいる

ビタミンCには、様々な美白・シミ対策効果があります。最も有名なのは、強力な抗酸化作用です。シミの元となる活性酸素の発生を抑えるため、美しいお肌の実現に繋がります。また、メラニン色素を生成する酵素であるチロシナーゼの働きを抑制する作用もあります。

そのほかコラーゲンの合成を促進したり、ストレスを緩和する効果があったりなど、シミの原因を複数のアプローチで防いでくれます。

※ビタミンCのもつ美白・シミ対策について詳しくは『抗酸化成分・食品(2)ビタミンCの効果と効率系な摂取法』 をご参照ください。

ローズヒップに含まれるビタミンCはただ多いばかりではなく、品質も優れてるのが特徴です。本来ビタミンCは熱に弱い性質を持っていますが、ビタミンCを壊れにくくするバイオフラボノイドを含んだローズヒップのビタミンCは、一般的なビタミンCよりも熱に強く、体内でより効率的に吸収されるのです。

リコピンによる美白効果

ローズヒップにはリコピンも含まれています。リコピンも強い抗酸化力を持っているので、ビタミンCと同様に活性酸素を除去してくれます。また、こちらもチロシナーゼの働きを抑える作用があるので、シミの発生を根源から絶つことができます。

ビタミンB群による美白効果

ローズヒップにはビタミンB群も含まれます。ビタミンB群はそれぞれ助け合って皮膚や粘膜の健康を維持してくれる8種類のビタミンの総称です。ビタミンB群は皮膚の成長や代謝を促進する作用を持っていますので、シミの原因となる皮膚の炎症が起きた時も、治りを早くしてくれます。

抗酸化ビタミンであるビタミンEも含まれる

さらにローズヒップには抗酸化ビタミンの代表格であるビタミンEも含まれていますので、活性酸素の除去効果はより一層高まります。また、ビタミンEはビタミンCと一緒に摂ることで働きが良くなるという側面もあります。つまりローズヒップを摂ることはビタミンEの力を最大限に発揮することにもなります。

 

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