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顔のたるみの原因と解消方法|リフトアップに期待できるエクササイズと生活習慣

更新日:2018/10/31 公開日:2014/05/01

顔のたるみがみられる女性

年齢を重ねるにつれて気になってくる顔のたるみ。顔がたるむ原因として、以下の3つが考えられます。

  • 肌のハリがなくなる
  • 表情筋(表層筋、深層筋)の衰え
  • 猫背などの悪い姿勢

頬や皮膚、首のたるみはシワやほうれい線につながり、老けて見えてしまう原因にもなります。しかし、マッサージや日ごろのケアによって、ある程度の対処できる可能性もあります。ここでは、顔の肌がたるむ原因と、顔のたるみ解消に効果が期待できるエクササイズなどを見てみましょう。

顔がたるむ原因(1)肌のハリがなくなる

肌のハリは、

  • 顔のたるみ
  • 毛穴の開き
  • シワ
  • ほうれい線

など、老化による肌トラブルと大きく関わりがあります。肌のハリや弾力が失われる大きな原因のひとつとして、肌に含まれるコラーゲンやエラスチンの減少があげられます。これらの物質が減ることと肌のハリとの関係は、皮膚の構造で説明できます。

皮膚は大きく分けて、表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっています。コラーゲンやエラスチンは、真ん中の真皮に存在しています。コラーゲン線維は、真皮の中で網のように張り巡らされ、クッションに似た役割を果たして肌の弾力を生み出しています。そのコラーゲンを支えるのが、エラスチンという線維や、ヒアルロン酸という水分を蓄えるゼリー状の物質です。これらが肌の弾力やうるおいを保ち、みずみずしいハリを与えているのです。

しかし、コラーゲンやエラスチンは、年齢とともに自然と減少していきます。それに加え、日々の生活の中で受けるさまざまな影響によって蓄積された肌のダメージが、肌のハリを失う原因となるのです。

肌のハリが失われる主な原因として、以下のことがあげられます。

  • 紫外線による肌の酸化
  • 栄養素の不足
  • 肌の乾燥
  • 加齢による肌のヒアルロン酸の減少

それぞれの原因について、詳しく解説します。

紫外線などによる肌の酸化

肌の中のコラーゲンヒアルロン酸エラスチンは、線維芽細胞という細胞で作られています。この線維芽細胞の力の衰えが、肌のハリに大きく影響するとされています。線維芽細胞の活性が落ちる原因はさまざまですが、そのひとつとして紫外線などによる肌の酸化があげられます。

肌の酸化とは、なんらかの原因で発生した活性酸素が肌の内部に蓄積されることをさします。活性酸素は、通常の酸素よりも酸化力が強く、増えすぎると老化現象の引き金になるともいわれています。この活性酸素によって線維芽細胞がダメージを受け、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成する力が弱くなるのです。

肌の中の活性酸素は、紫外線のほか、加齢やストレスなどが発生に影響するといわれています。

コラーゲンなどを作る栄養素の不足

コラーゲンなどは、線維芽細胞で作られると説明しましたが、これらの物質を作り出すには材料となる栄養素が必要です。肌の弾力やうるおいを保つ物質を作るための材料が不足すれば、肌のハリも失われていきます。そのため、偏った食事で栄養バランスが崩れることが、肌のハリの衰えにも通じるのです。

肌の乾燥

肌のハリは、コラーゲンやエラスチンに支えられる肌の弾力のほか、肌の水分量にも影響されます。肌に水分をため込むヒアルロン酸などの物質が前述した紫外線の影響や栄養不足によって減少すると、肌の水分を十分に保てなくなります。それによって肌が乾燥し、肌のハリが失われる原因となるのです。

加齢によるヒアルロン酸の減少

前述したように、線維芽細胞の働きが衰える要因のひとつとして、年齢を重ねることがあげられます。加齢によって線維芽細胞の働きが落ち、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少することで肌のハリが失われたるみにつながるのです。

顔がたるむ原因(2)表情筋が衰える

顔は、皮膚の奥に脂肪があり、筋肉、骨という構造になっています。筋肉は脂肪の奥で脂肪や皮膚を支えているため、筋肉が衰えてくるとその上にある皮膚などを支えきれなくなって、顔全体のたるみにつながります。

顔の筋肉は30種類以上あり、表情筋と総称されます。その表情筋も、大きく分けると表層筋深層筋の2つに分けられます。表層筋は、比較的皮膚に近い浅い部分にある筋肉のこと、深層筋は骨に近く深いところにある筋肉です。

たとえば、筋肉のコリを解消するためにマッサージをする方もいるかと思いますが、コリは表層筋、深層筋の両方にたまるのに対して、マッサージは表層筋のみにアプローチする場合が多いといわれています。一方、ストレッチは筋肉全体を伸ばすので表層筋と深層筋の両方にアプローチすることができます。

表情筋が衰える要因として、以下のことがあげられます。

  • 表情筋を使っていないこと
  • 加齢による衰え

それぞれについて解説します。

表情筋を使っていない

顔の表情は筋肉で作られています。また、まばたきや口の開閉なども表情筋が使われています。しかし、日常生活の中で使われている表情筋は全体の30%程度といわれています。ほかの部分の筋肉と同じく、表情筋も使わなければ衰えていきます。そのため、日常生活の中で表情豊かに表情筋を動かすとよいでしょう。

加齢による筋肉の衰え

表情筋に限らない話ですが、筋肉は一般的に40歳くらいを過ぎると加齢とともに衰えていくといわれています。また、筋肉は筋線維という線維が集まってできていますが、その本数も年齢とともに減少していきます。

顔がたるむ原因(3)猫背などの悪い姿勢

猫背などの姿勢も、顔のたるみに影響を与えます。猫背になると、背中が丸くなるだけでなく、あごを前に突き出した姿勢になりがちです。実際に背中を丸め、あごを突き出した姿勢をしてみるとわかりやすいかもしれませんが、この状態だと首の後ろの筋肉が縮みます。これによって頭の後ろの筋肉や顔全体が下に引っ張られてしまうのです。

デスクワーク中やスマートフォンを操作しているときなど、猫背であごを突き出した姿勢になっていることは思いのほか多いと考えられます。

以下のポイントが当てはまる場合、猫背の可能性があるといわれています。セルフチェックしてみましょう。

  • 肩こりや頭痛の自覚症状がある
  • あごを引くと二重あごになる
  • いすに座る時に楽な体勢は、お尻は前にずらして背もたれに寄りかかった状態
  • 足を組むクセがある
  • 立ったときに背中よりおしりが前に出る
  • 眠るときは高い枕がラク
  • デスクワーク中などで机に向かうと知らず知らずのうちに前かがみになっている
  • スマホを見るとき、顔が下を向く
  • ハイヒールが好きでよく履く

このほか、頬杖をつくことも片方の頬に力がかかり、顔のたるみにつながるといわれています。頬杖をついている方だけたるむなど、顔が左右違うという状態を招く可能性もあるとされています。

顔のたるみの原因となる「肌のハリがなくなること」「表情筋の衰え」「姿勢の悪さ」について詳しく見てきました。次は、顔のたるみを解消する方法について見てみましょう。

顔のたるみはマッサージで解消できる?

顔のたるみを解消する方法として、フェイスマッサージを思い浮かべる方が多いかもしれません。リフトアップ効果のうたわれたスキンケア製品によるお手入れや、リンパマッサージなどを毎日の習慣にしているという方も少なくないでしょう。また、最近は数多くのマッサージ方法や、美顔器やローラーといった器具も口コミで人気です。

手や美顔器・美顔ローラーでのマッサージ効果は見込めない

では、これらを使った顔のマッサージは、顔のたるみ解消に効果を期待できるのかというと、手や美顔器によるマッサージには、顔のたるみ解消やリフトアップ効果は見込めないという考えが多くなってきているようです。むしろ、強い力でマッサージすることで肌の組織にダメージを与え、たるみの悪化や色素沈着などの肌トラブルを招く可能性があります。

血行やリンパの流れをよくするマッサージは効果的

ただし、すべてのマッサージが悪いというわけではなく、血行やリンパの流れをよくするために行うマッサージ新陳代謝を促す効果が見込めるという見解もあります。

表情筋を鍛えるエクササイズの効果とは

フェイスマッサージによる顔のたるみ解消についてはあまり効果を見込めない一方で、表情筋を鍛える顔の運動は、顔のたるみ解消に効果が見込めるという見解が多くなっています。「顔がたるむ原因」でも述べましたが、顔がたるむ原因のひとつとして、皮膚や皮下組織などを支える筋肉の衰えがあげられるためです。

全身の筋肉と同じく、表情筋もトレーニングをすれば鍛えられます。普段は、全体の30%程度しか使っていないとされる表情筋をしっかり動かすことで、皮膚などをしっかりと支えられるようになると考えられるのです。また、表情筋を動かすエクササイズを行い、血行やリンパの流れを改善することで、たるみにくくなるともいわれています。

簡単!表情筋を鍛える顔のたるみエクササイズ

すぐにできる簡単な方法として、以下の方法があげられます。

  1. 鏡を見ながら背筋を伸ばし、あごを引きます
  2. 口角を引き上げ、自然な笑顔をつくります
  3. そのままキープします

これだけでも、口元のたるみに効果が期待できるとされています。また、以下の動画では顔のたるみや二重あごに効果的なスペシャルケアをご紹介しています。

表情筋を鍛えるエクササイズは、毎日継続することが大切です。気づいたときやお風呂に入っているときなど、できるタイミングで毎日行うことをおすすめします。

顔をたるませない生活習慣

肌にたるみを作らないための生活習慣として、

  • 姿勢をよくすること
  • バランスよく栄養をとること

があげられます。それぞれ、具体的に実践するための方法をご紹介します。

肌のハリを保つ栄養バランスのよい食事

肌のハリを保つには、

  • N-アセチルグルコサミン
  • ナイアシン
  • β-カロテン
  • ビタミンB2
  • ビタミンB6

を十分にとることで効果を期待できるといわれています。それぞれの栄養素が多く含まれる食品の例をご紹介します。

N-アセチルグルコサミン N-アセチルグルコサミンは、人間の身体で皮膚や軟骨、脳、腸など多くの組織に存在するアミノ糖のひとつです。食品の中では牛乳に含まれているものの、その量は微量だといわれています。
ナイアシン ナイアシンは、きはだまぐろやかつおといった魚、牛や豚のレバー、鶏のささみや胸肉のほか、玄米やアーモンド、しいたけやエリンギなどのきのこ類に多く含まれています。水溶性で熱にも強いため、加熱調理で失われることはほとんどないとされています。
β-カロテン β-カロテンは、にんじんやホウレン草、小松菜、ブロッコリー、トマトといった色の濃い野菜や果物に多く含まれています。加熱調理することで吸収されやすくなるといわれています。
ビタミンB2 ビタミンB2は、牛や豚、鶏のレバーのほか、どじょう、うなぎ、卵に多く含まれています。また、植物性の食品では小麦胚芽や生わらび、納豆などに含まれます。
ビタミンB6 ビタミンB6は、ピスタチオや玄米のほか、牛や豚、鶏のレバー、かつお、本マグロなどに多く含まれています。水に溶けやすいため、調理するときにはスープなどの煮汁ごといただく料理がおすすめです。

これらは食品でとることが基本ですが、不足しがちな場合はサプリメントで補うのもよいでしょう。

猫背など姿勢を改善する方法

顔のたるみを招く姿勢として、猫背をご紹介しました。座っているときに、特になりやすい猫背ですが、意識してもなかなか正しい姿勢を保てない場合もあります。猫背を改善するための方法をご紹介します。正しい座り方のポイントは、以下の通りです。

  • 足の裏が床にしっかりとつくこと
  • 足首とひざが直角になること
  • 骨盤がいすの座面に対して立っていること

以下のポイントを意識しつつ、「猫背になっているな」と感じたら姿勢を見直しましょう。

猫背を矯正する器具をかしこく活用
猫背を矯正する器具として、肩甲骨を引き寄せるベルトのような器具などが市販されています。猫背を矯正したいという場合は試してみるのもよいでしょう。また、バランスディスクバランスボールといった不安定なところで姿勢を保つ器具も、筋力の低下で猫背になっている場合に改善を期待できるといわれています。
整形外科で相談する
姿勢の悪さで整形外科を受診するということに抵抗がある方もいるかもしれませんが、姿勢が悪くなる背景に整形外科的な病気が潜んでいる場合もあるとされています。そのため、猫背や姿勢の悪さについて整形外科に相談することで、姿勢が悪くなる原因からアプローチできる場合があります。

今回紹介したような方法をとり入れつつ、顔のたるみによい生活習慣を心がけることをおすすめします。

まとめ

顔がたるむ原因として、以下の3点をご紹介しました。

  • 肌のハリが失われること
  • 表情筋の衰え
  • 猫背などの姿勢の悪さ

顔のたるみを解消する方法としてマッサージがよく知られていますが、

  • 表情筋を動かすエクササイズ
  • 姿勢の改善
  • 食生活の改善

といった生活習慣の見直しが、顔のたるみ解消に効果が期待できると考えられます。今回ご紹介した方法を試し、無理なく生活にとり入れるとよいでしょう。

なお、顔のたるみの改善で、もっともはやく効果を期待できるのは美容医療だといわれています。美容皮膚科などでは、以下のような治療が行われています。

  • 高周波を用いた治療
  • レーザー治療
  • ヒアルロン酸注射
  • ボトックス
  • 脂肪を取り除く手術

気になる場合は、美容皮膚科などでの治療を検討することも一つの方法といえるでしょう。

※顔のたるみの美容治療について詳しくは、『顔を引き締めるたるみ治療とは|美容皮膚科の最新治療法』の記事をご覧ください。

ご自身・ご家庭でいわゆるマッサージや指圧(ツボ押し)などをする際の注意点

  1. 1.マッサージや指圧などは身体に影響を及ぼす行為です。ご自身・ご家庭で行う場合は、部位の把握や力の加減が難しく、身体への影響には個人差があります。
  2. 2.病気やケガ、痛みがある場合は、マッサージや指圧などをするまえに医師の診断やアドバイスを受けましょう。
  3. 3.食後、飲酒時、妊娠中など、普段と異なる体調の際は、自己判断によるマッサージや指圧などは避けましょう。
  4. 4.マッサージや指圧などをしたことで体調が悪くなったり、痛みなどが出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。また、症状が改善しなかったり悪化したりするようなら、医療機関を受診しましょう。

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