尿漏れ対策、子宮脱対策、ボディラインを整える効果も
膣トレと聞くと「セクシャルな目的のためのもの?」と思いがちですが、実はそれだけではありません。女性にとってプラスの効果がたくさんあるのです。出産後に多くの女性が経験する尿漏れや膣のゆるみ対策もその1つ。
また加齢で骨盤底筋が弱まって起こる尿漏れや頻尿にも、この膣トレが役に立つのです。膣トレは、骨盤底筋という骨盤の底にある筋肉を鍛えるトレーニング。骨盤底筋は子宮などの内臓を支える重要な役目も果たしているので、筋肉の衰えにより支えられなくなった子宮が膣から出てきてしまう「子宮脱」という症状になることもあります。
「子宮脱」になってしまうと自分ではケアしきれず、医師による治療が必要となりますので、そうなる前の対策が大切です。このように、女性にとって骨盤底筋を鍛える「膣トレ」は大変意味のあることなのです。
さらに膣トレは背筋がピンと伸びた姿勢を保ちやすくなり、下腹部の引き締めなどボディラインに良い影響も与えてくれますので、今すぐ取り入れていきたいトレーニングです。
お風呂で簡単にできる膣トレ
膣トレは、電車の中やテレビを見ながら行える手軽さが魅力。ゆっくりとした呼吸に合わせて、膣をギュッと締めるイメージで力を入れた後にゆっくりと力を抜いていく、というのを繰り返します。詳しくは、『1日3分!テレビを見ながらできる膣エクササイズ』をご覧ください。
さらに効果が欲しいという人は、お風呂の中で行う膣トレをオススメします。お湯で身体が温まることで、骨盤や女性器の血流がアップ。湯船に浸かりながらリラックスした状態で脚を伸ばし、膣や肛門をゆっくり締めたり、ゆるめたりというエクササイズを繰り返します。
また、最近は膣に挿入する膣トレ用のグッズも販売されています。膣というデリケートな部分に挿入するので、やはり清潔な状態で使う必要があります。シリコン素材などはお風呂でも使えますので、デリケートゾーンを洗った後に使うのをオススメします。
挿入に抵抗がある場合は、ローションや専用パックなどと一緒に使うと比較的楽に挿入が行えます。挿入後は10~15分間、そのボール状のものが落ちないように膣を締め続けますので、その間に肌のお手入れもできるので、お風呂での膣トレに便利なグッズと言えるでしょう。
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