抜け毛・薄毛のための頭皮ケアにはマッサージを
抜け毛や薄毛の原因として、頭皮が不健康な状態になっている可能性があります。この場合は、頭皮をケアすることで改善を図ることができます。
頭皮ケアにはさまざまな方法がありますが、いつでも手軽に実践できるヘッドマッサージがおすすめです。仕事の合間や就寝前のちょっとした時間を活用し、抜け毛や薄毛を予防につとめましょう。
ヘッドマッサージとヘッドスパの違い
ヘッドマッサージとは
頭皮をマッサージして血流をよくすることで、栄養が行きわたりやすくするものです。
ヘッドスパとは
ヘッドスパとは、毛穴から出た汗や皮脂を取り除くクレンジングです。頭皮の状態に合わせたクレンジング剤を使用し、通常のシャンプーでは落としきれない皮脂や老廃物を取り除きます。
ヘッドマッサージが効果的な理由
ヘッドマッサージの目的
ヘッドマッサージの一番の目的は、頭皮の血行を促進することです。頭皮に充分な栄養が行き渡らないと、髪は痩せてしまい、新たな髪が生えにくくなります。
ヘッドマッサージをすると新陳代謝が高まるほか、毛穴に詰まった皮脂を取り除きやすくなるため、健康で美しい髪の毛を保つことに繋がります。また、頭のツボを適確に刺激してあげればリラクゼーションにもなりますから、ストレス性の抜け毛や薄毛の予防にもなります。
どこでもできる指圧マッサージ
もっともお手軽で場所を選ばないのが、指圧です。両手の指で頭を抱えるようにして、指の腹でまんべんなく頭皮を刺激していきましょう。指だけを動かすのではなく、指は頭に固定したままにして手首から動かすようにするのが正しい方法です。
注意したいのは、爪を立ててはいけないこと。爪を立てると頭皮を傷つける可能性があります。また、頭皮をこするのもいけません。痛くない程度の力加減でマッサージしましょう。
クレンジングオイルを利用する
指圧によるマッサージは、クレンジングオイルを利用することでより高い効果をもたらします。頭皮にクレンジングオイルを塗ってマッサージをすることで、余分な皮脂や汚れが浮き出るからです。
ただ、クレンジングオイルの種類によって、頭皮への刺激が強いものもあるので、成分をしっかりと見てから選ぶようにするとよいでしょう。マッサージ後は、まずぬるま湯で洗い流し、最後にシャンプーでしっかりと汚れを落としましょう。
美顔ローラーの意外な活用法
頭皮マッサージに器具を使う方法もあります。近年注目を集めているのは、美顔ローラーを利用する方法です。頭皮というのは顔の皮膚と似た性質を持っているので、美顔ローラーは頭皮の血行促進にも役立つのです。
指による指圧と違い手が痺れることがありませんし、力の加減もしやすいという利点があります。
知っておきたい頭のツボ
ヘッドマッサージの際に頭のツボをうまく刺激してあげると、よりよい効果がもたらされます。薄毛や抜け毛と関係の深いツボについて、いくつか紹介しましょう。
百会(ひゃくえ)
百会(ひゃくえ)は「万能のツボ」と言われるツボで、頭の頂点に位置しています。頭皮の代謝を促進するだけでなく、自律神経を整えストレスを軽減してくれる効果もあるため、薄毛や抜け毛で悩む方にぜひ知っておいてほしいツボです。他にも、便秘解消や不眠解消などさまざまな効果があります。
百会の位置:左右の耳の一番高い部分を頭の頂点に向かって結んだ線の中央が百会の目安です。
神庭(しんてい)
神庭(しんてい)は髪の生え際の真ん中に位置するツボです。気持ちを落ち着かせる効果がありますので、ストレスが原因での薄毛には効果が期待できるでしょう。
神庭の位置:眉間の中央を上に髪の生え際に向かってのばし、生え際に到達する少し手前が神庭の目安です。
角孫(かくそん)
角孫(かくそん)は、耳の上の髪の生え際あたりにあるツボです。頭部の緊張をほぐし、血行もよくしてくれます。
角孫の位置:耳の一番高い部分に近い髪の生え際にある、少しくぼんでいる部分が角孫の目安です。
風府(ふうふ)
風府(ふうふ)も頭部の緊張をほぐしてくれるツボです。これは、後頭部の出っ張りの下にあるへこんだ部分に位置しています。首の真ん中を下側から上に向かって辿っていくとわかりやすいでしょう。
風府の位置:首の真ん中を下から上に向かって髪の生え際から指2本分くらい上あたりが風府の目安です。
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