人の胎盤由来のヒトプラセンタとは
日本国内でサプリメントや化粧品などに用いられるプラセンタは、ほとんどが豚由来のものか馬由来のものです。しかしもう1つ、忘れてはならない種類のプラセンタもあります。それは、ヒト由来のプラセンタです。
人間も、妊娠の際に胎盤が形成される哺乳類です。他の動物のように出産後に胎盤を食べる習慣こそありませんが、含まれている栄養は同じぐらい豊富です。人間の胎盤というのは誰もが産まれるまでにお世話になってきたものですから、最も馴染み深いプラセンタでしょう。
含まれている成長因子も人間のためのものですから、細胞の新陳代謝を活性化させて若返りを目指すには、最適のプラセンタだと言えます。
※プラセンタの成分についてより詳しくは、『プラセンタの含有成分』の記事をご覧ください。
ヒトプラセンタは医薬品のため化粧品やサプリに使用できない
ヒトプラセンタは薬事法で化粧品や食品への使用が禁止されているため、日本では気軽に手に入れることはできません。ただし医薬品としては処方されていますので、医療機関では皮下注射の形で摂取することが可能です。
一見すると敷居が高いように思えますが、逆に考えると医薬品として認可されているということは効果の確実性も高いということです。身体への馴染みやすさという点では豚や馬よりも遥かに高いですから、当然と言えば当然でしょう。シミやシワのような肌トラブルから冷え性や肩凝りや更年期障害、さらにはストレスによる疲れまで期待される効果も幅広いです。
もちろん、医薬品ですので安全性も高いです。プラセンタは元々臓器ですから、本来は感染病のリスクが常につきまとうものです。しかしヒトプラセンタならその点は心配無用です。事前にHIVやB型肝炎などの血液検査が厳重に行われていますので、安心して利用することができます。
過去50年間、ヒトプラセンタによる感染症の発生は一件も報告されていません。また他の動物由来のプラセンタと比べて人間の胎盤に由来していますので、免疫反応等のリスクも少なくなります。
一部で保険適用。医療機関で確認を
ヒトプラセンタはサプリメントなどの形で気軽に手に取ることはできませんが、医療機関へ行けば点滴や注射を打ってもらうことができます。ただし、保険の適用範囲はごく一部に限られています。
自律神経系の病気や婦人科系の疾患を治療する目的の場合は保険が効く医療機関もありますが、美容目的の場合は全額自己負担となります。自由診療ですから、値段もクリニックによってまちまちです。実際に施術を受ける前に、慎重に検討してから診察を受けるようにしましょう。
またヒトプラセンタの注射を一度でも受けると、その後献血ができなくなるという制限もあるので注意が必要です。
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