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謎のシミ・・・「癜風(でんぷう)」の原因・症状・治療法・薬

更新日:2017/08/01 公開日:2014/05/15

皮膚真菌症

背中や胸に粉をふいたようなかさついた丸い皮疹ができた場合は、癜風(でんぷう)という病気が疑われます。癜風は表皮に癜風菌というカビの一種が付着して発症する病気です。かゆみや痛みのない、茶色または白色の斑点状のシミがたくさんできます。ここでは癜風の症状や原因、治療法や予防法につて詳しく解説します。

癜風(でんぷう)

癜風(でんぷう)とは?

癜風とは癜風菌というカビ(真菌)の一種が、一番外側にある皮膚である「表皮」に付着して感染することで発症する、皮膚真菌症のひとつです。

症状

表面がかさついた、茶色または白色に変色した皮疹ができます。かゆみや痛みなどの自覚症状はほとんどありません。主に、若年成人の胸や背中など、汗や皮脂が出やすい体幹にみられます。

形は、円形から楕円形で、数が増えると融合する場合もあります。表面をこすると、ふけ状の細かい角質が容易に取れ、その粉を顕微鏡で調べると癜風菌が確認できます。

原因

癜風菌というカビが原因です。しかし、癜風菌は常在菌であり、菌としても弱く、病原性はとても低いものです。成人であればほぼすべての人から検出されます。

このような弱い癜風菌が繁殖して感染する理由については、はっきりとした原因はわかっていません。しかし、汗をかきやすかったり脂っぽい体質の場合、癜風菌は繁殖しやすくなります。

実際に、菌を培養する際、脂が加わるとよく繁殖するということがわかっています。つまり、菌が好む体質の場合には発症しやすいと考えられます。

治療法

癜風と思われる症状が出たらまず皮膚科医の診察を受けることが大切です。かゆみや痛みがないので、目視できない背中は症状を見逃しがちです。しかし一度かかると治りにくい病気なので放置せずに診察、治療を受けましょう。

治療には抗真菌剤の外用薬を使用します。まれに内服薬が処方されることもあります。十分な治療がなされないと再発する場合もあるので、しっかり治療を行いましょう。

予防法

癜風の予防法のポイントは、スキンケアです。菌が増殖しやすい体質や生活習慣を改善しましょう。汗をかきやすい体質や、脂っぽい体質の場合には注意が必要です。汗かきの方は乾燥を心がける、脂症の方は毎日入浴をして余分な皮脂を落とす、など肌を清潔に保つことが大切です。

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