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多汗症のクリニックでの治療法

更新日:2016/12/09 公開日:2014/05/15

皮膚付属器の疾患

多汗症で悩んでいる方は男女問わず多くいます。多汗症の原因はさまざまで、原因がはっきりとわからないケースもあります。しかし多汗症はクリニックで治療し、治すことも可能な病気です。少しでも症状を改善、解消したいのであればクリニックでの治療も方法のひとつです。ここではドクター監修の元、多汗症のクリニックでの治療法について詳しく解説します。

多汗症

多汗症を治療するためには?

多汗症はクリニックで治療できる病気です。はたして何科を受診すればよいのでしょうか。

多汗症をクリニックで治療するためには、皮膚科を受診するケースがほとんどです。また精神的な原因を考慮して精神科や心療内科に行く場合もあります。人によりワキガ治療を行っている美容外科を受診することもあります。

多汗症の治療方法はいくつもあるので、複数のクリニックを受診し、自分の症状や原因にあった治療方法を選択することが大切です。

多汗症の治療方法

クリニックでの治療

クリニックで多汗症を治療する方法は複数存在します。多汗症に関して手軽で一般的と言われているのが、ボトックスを手掌やわきの下などに注入する多汗症ボトックス治療です。ボトックスが作用している間は汗を抑えられることができます。施術時間も短く痛みが少ないため広く広まっています。

他にも多汗症を治療する方法はあるので、自分にあった方法をドクターと相談してください。

薬物療法

多くの場合、発汗を促す精神的不安を取り除くために精神安定剤を処方されることがあります。しかしこの薬はあくまで緊張を緩和するための薬です。直接的に発汗を抑制する作用はありません。なかには漢方を用いた東洋医学療法もあるので、ドクターと相談しながら治療を行いましょう。

発汗には交感神経から出ているアセチルコリンという物質が関係しています。アセチルコリンを抑制する抗コリン剤を使用することで汗を直接的に抑制することができます。

しかしこの薬は部分的に作用するものではなく全身に作用してしまうので副作用を伴う恐れがあります。使用する際はドクターの判断を仰ぎ、慎重に決断しましょう。

心身療法

心身療法では主にカウンセリングを行います。汗に対する不安や恐怖を取り除き、交感神経の働きを正常に戻していきます。

多汗症の多くは精神的な原因が考えられます。全てではないのですが場合によっては心身療法を行うことで症状が解消する可能性もあります。緊張や不安を頻繁に覚え、恐怖感がある場合にはこの治療法を選択することも1つの方法です。

また、多汗症が原因で人前に出られないなどの精神的問題を抱えるケースもあります。

手術

多汗症は手術でも治療できます。多くの場合は交感神経をブロックする方法や交感神経を遮断する方法です。全身麻酔を使い手術時間も短時間。さらに傷口も小さいので身体への負担はとても少ない手術方法です。

しかし手術によって発汗は遮断されるものの、他の部分から代謝性発汗が起こることもあります。代謝性発汗などの合併症は事前に予測することは困難なため、手術を決断する前にはドクターとよく相談しましょう。

多汗症治療は慎重に

このように多汗症のクリニックでの治療法はさまざまです。どの治療方法を選んだとしてもメリットとデメリットがあるので安易に考えてはいけません。どのくらいの効果を期待するのか、どの程度ならデメリットを受け入れることができるのかをドクターにしっかりと伝え、治療方法を選ぶことが大切です。

また手術はあくまで最終手段です。多汗症を完治させるには手術しかないと考える方が多いですが、手術は一番デメリットが多く、後戻りができません。焦る必要はないので信頼できるドクターを見つけて相談をしながら選択していきましょう。

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