脂性肌を招くホルモンバランスの乱れ
更新日:2017/11/24 公開日:2014/05/14
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この記事の監修ドクター
スキンケア大学参画ドクター
皮脂の分泌が過剰になる大きな原因の1つとして、ホルモンバランスの乱れがあります。
ここでは、脂性肌の原因となるホルモンの働きについてご説明します。
生理前のプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌
普段は乾燥肌なのに生理前になると肌が脂っぽくなったり、ニキビができやすくなると感じたことはありませんか?これは排卵日を境にして、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が活発になることが原因です。
プロゲステロンは男性ホルモンと似た働きがあり、皮脂の分泌を促す作用があるため、肌が脂っぽくなってしまうのです。生理の時に普段より皮脂の分泌が増えるのは自然現象です。
生理前は普段よりも食事や生活スタイルに気をつけて、皮脂の分泌を促進する他の原因をなるべく排除するようにしましょう。
ストレスによる男性ホルモンやコルチゾールの増加
『脂性肌の原因(3)生活習慣』でもご説明しましたが、ストレスは交感神経の働きを過剰にしたり、男性ホルモンやコルチゾールといったホルモンの分泌を活発化し、皮脂分泌を促進します。
慢性的なストレス状態が続くと、副腎皮質からコルチゾールというステロイドタイプのホルモンが分泌されるようになります。コルチゾールは身体へのさまざまな負荷に対抗する重要な役割を果たしていますが、血中に常に多い状態になると男性ホルモンを増加させるため、皮脂の分泌が盛んになり、ニキビなどの肌トラブルを引き起こします。
適度な生活の刺激や変化は、気持ちを前向きにさせるなど健康にとってもプラスの作用をもたらしますが、過度なストレスは身体体や肌に悪影響を及ぼします。
多忙な女性に多いのが、ホルモンのバランスが崩れ、男性ホルモンの血中濃度が高くなって皮脂分泌が過剰となり、「大人ニキビ」ができてしまうケースです。
ホルモンバランスの乱れが原因で脂性肌になり、ニキビができている場合、ホームケアでは対処できないことがあります。
放っておいて化膿したり、ニキビ跡が残ってしまうなどのトラブルに発展する前に皮膚科を受診し、適切な治療を行うようにしましょう。
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