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脂性肌の原因と正しい化粧品選び、スキンケア方法

更新日:2017/11/24 公開日:2014/05/14

ニキビや毛穴が目立ったり、メイクが脂浮きしたり、おでこや鼻だけいつもテカテカに光っているなど、多くの人が気にしている脂性肌。皮脂の分泌が過剰になることで起こる肌の状態ですが、毎日のスキンケアや生活習慣のクセ、偏った食生活、ホルモンバランスの乱れなど多くの原因が考えられます。

ここでは、皮脂が過剰に分泌される原因を中心に、スキンケアや生活習慣、食生活など改善のポイントや、メイクにおける注意点なども解説します。

脂性肌とは

肌は自ら分泌する皮脂と汗が混ざり合うことによって皮脂膜を作り、天然のクリーム(油膜)のような働きで外部の刺激から肌を守ったり、角質がはがれるのを防ぐなどの重要な働きをしています。この皮脂の分泌が適正な量を超え、過剰な状態が「脂性肌」です。

肌には本来、最適な状態を保つ機能があるはずなのに、なぜ皮脂の分泌が過剰になってしまうのでしょうか。ここでは、皮脂を分泌する皮脂腺が刺激され、過剰になってしまう原因について解説します。

皮脂が過剰に分泌されてしまう原因

皮脂腺はさまざまな原因によって刺激され、皮脂分泌が亢進(こうしん)します。思春期の場合は活発に分泌される性ホルモンが皮脂腺を刺激することで、一時的に皮脂の分泌が盛んになった状態です。これは、多くの10代に共通してみられる現象です。

しかし、大人の脂性肌には共通した原因はなく、体質を含めて原因は人それぞれです。そのためあらゆる原因を考えて対処していくことが必要です。

ここでは、皮脂分泌が過剰になる原因を種類別にご紹介します。

(1)間違ったスキンケア

大人の脂性肌は、思春期の脂性肌とは根本的に異なります。思春期の肌はターンオーバーの周期が20日と短いため回復力があり、皮脂と同時に水分量が多くなっていますが、20代以降の大人肌は、ターンオーバーの周期が年齢を重ねるごとに長くなるために回復が遅く、また肌の水分保持力も10代と比べて低くなっています。

そのような違いを認識せず、年代に合わない脂性肌向けのスキンケアを行っていると、ますます皮脂の分泌量が増え、脂性肌が悪化することがあります。

『脂性肌を招いている間違ったスキンケア』では、脂性肌の原因となる間違ったスキンケアについて詳しく解説しています。

(2)食生活

私たちの身体は、バランスのよい食事から得られるさまざまな作用により正常な状態を保っています。

皮脂の分泌を適性にコントロールする栄養素の不足や、逆に皮脂の分泌を促す食べ物を過剰に摂取することが原因となり、肌の皮脂分泌が増え、脂性肌になってしまう場合があります。

『脂性肌を招く食事・食生活』では、脂性肌の原因となる食事や食生活について詳しく説明しています。

(3)生活習慣

皮脂の分泌を過剰にする原因には、睡眠不足、ストレス、喫煙などの生活習慣があります。これらの生活習慣は、脂性肌とともにニキビや肌荒れを併発させるケースも多く、キレイな肌を目指す女性には特に注意が必要です。

『脂性肌を招いている生活習慣』では、脂性肌の原因となりうる生活習慣とともに、なぜそれぞれの生活習慣が皮脂分泌を過剰にするのかのメカニズムを説明しています。

(4)ホルモンバランスの乱れ

思春期の脂性肌の原因も、生理前に肌が脂っぽくなるのも、全てホルモンバランスが原因です。皮脂分泌を促進させるホルモンは男性ホルモンと、生理前に分泌される黄体ホルモンに大きく分けられます。

『脂性肌を招くホルモンバランスの乱れ』では、男性ホルモンや黄体ホルモンが皮脂分泌を増加させるメカニズムについて解説しています。

脂性肌の改善方法

皮脂の分泌が過剰になる原因について、主なものを見てきました。大人の脂性肌は体質も含めて、さまざまな原因で引き起こされます。「そういう体質だから」とあきらめずに、改善の道を探りましょう。ここでは、脂性肌の人が注意したい生活習慣やセルフケアのポイントをご紹介します。

洗顔やスキンケア

脂性肌で特に気をつけたいのが、毎日のスキンケアです。肌がすぐテカテカになるからと1日に何度も洗ったり、「オイリー肌だから乳液やクリームはいらない」と保湿をおろそかにしていると、肌がますます皮脂分泌を活発にしてしまいます。以下の3点を心がけ、洗顔やスキンケアを行いましょう。

  • 皮脂を落としすぎない
  • 肌に刺激や負担を与えない
  • 保湿は十分に
クレンジングや洗顔のポイント
脱脂力の強いクレンジング剤や洗浄力の高い洗顔料、スクラブ入り洗顔料などを使い過ぎないようにしましょう。熱すぎるお湯で洗顔したり、ゴシゴシこするなどもNGです。洗顔は洗顔料をたっぷり泡立ててやさしく洗い、清潔なタオルを顔に押し当てるようにして水分を吸収させましょう。
保湿ケアのポイント
洗顔後の肌は皮脂膜や角質層の保湿成分が流れ出し、バリア機能が低下している状態です。そのまま放置すると肌は自らを守るために皮脂を過剰に分泌させてしまいますので、化粧水だけでなく、乳液やクリームなどで十分な保湿を行いましょう。
スキンケア化粧品は油分が少なくても構いませんが、アルコールを配合した化粧品な水分が失われるので避けたほうが無難です。刺激の少ない、シンプルなスキンケアを心がけましょう。

生活習慣

毎日の生活においては、ホルモンバランスや自律神経に影響を与える習慣を見直し、以下のようなことに気をつけることが大切です。

  • 規則正しい生活習慣を心がける
  • ストレスをコントロールする
  • 質のよい睡眠をとる
  • 喫煙をしない
  • アルコールの飲みすぎを避ける
  • 乾燥した空気や環境を避ける

食生活

食生活においては、まず皮脂分泌を誘発する食品の摂り過ぎに気をつけましょう。中性脂肪になりやすい以下の食品や、血糖値を急上昇させる高GI食品などがあります。

<中性脂肪になりやすい食品>

  • バターや生クリーム、チーズ、卵、肉の脂身など動物性脂肪
  • 砂糖や果糖を含む食品
  • アルコール

<血糖値を急上昇させる高GI食品>

  • 精製ずみの穀物(白米や小麦粉など)とその加工食品(パンや麺類)
  • 砂糖やスイーツ類
  • ジャガイモやジャガイモ料理(マッシュポテト、ポテトチップスなど)

一方で、皮脂分泌をコントロールする栄養素を積極的に取るようにしましょう。

  • ビタミンB2・・・うなぎや海藻、卵、ヨーグルト、レバーなど
  • ビタミンB6・・・小麦胚芽、大豆、マグロやサバ、レバーなど
  • ビタミンC・・・赤ピーマン、ブロッコリー、芽キャベツ、レモンなど

脂性肌のコスメ選びとメイク方法

脂性肌(オイリー肌)の人はすぐTゾーンがテカテカになって化粧崩れしたり、毛穴が目立つなどメイクにも悩みを抱えていることが少なくありません。脂性肌ならではのコスメ選びやメイクのポイントをご紹介します。

化粧品は刺激の少ないタイプを選ぶ
スキンケアの項目でも触れましたが、脂性肌の化粧品選びは刺激の少ないタイプを選ぶことが基本です。ベタつきが気になる際はさっぱりタイプを選ぶ、乳液など油分の補給は控えめにするなどして、上手に保湿ケアを行いましょう。
化粧下地で肌状態を整える
ベタつきがちな脂性肌の場合、化粧下地を敬遠する人も多いようですが、肌を整えてメイクを美しく仕上げることはもちろん、毛穴をカバーするという意味でも化粧下地は欠かせません。脂性肌には「油分が少ない」「毛穴を防ぐ成分が含まれていない(ノンコメドジェニック処方)」「UVカット効果がある」「抗酸化成分が配合されている」などのタイプがおすすめです。
ファンデーションはパウダータイプを選択
メイクのベースとなるファンデーションを選ぶ際は、油分が少ないパウダータイプのファンデーションや、ミネラルファンデーションがおすすめです。逆にクリームタイプやスティックタイプのファンデーションは油分が多いため、脂性肌には不向きでしょう。また、パール入りなど光沢感のあるファンデーションは、肌がテカって見えることがあるので避けたほうが無難です。
ポイントメイクのみにする方法も
ファンデーションをつけずに、眉やアイメイク、口紅などのポイントメイクのみにする方法もあります。こうすると過剰な皮脂はこまめに拭き取ることで肌状態のコントロールがしやすく、化粧崩れも気にならなくなります。なお、あぶら取り紙は皮脂と一緒に肌の水分も奪ってしまうので、ティッシュで軽めに押さえるだけで十分です。
拭き取るメイク落としや、ミスト化粧水を常備する
仕事柄、フルメイクが欠かせない場合は、拭き取りタイプのメイク落としを携帯するとよいでしょう。脂が浮いてきたら拭き取り、ファンデーションを塗り直します。化粧直しの前にスプレーやミストタイプの化粧水をふりかけ、ティッシュでオフする方法もおすすめです。肌の状態に合わせて活用してみてください。

まとめ

皮脂が過剰に分泌される「脂性肌」について、原因や改善ポイントをご紹介しました。皮脂分泌が過剰になる原因としては、以下のようなことが考えられます。

  • 間違ったスキンケア
  • 食生活
  • 生活習慣
  • ホルモンバランスの乱れ

心あたりのある行動や習慣を見直し、できるところから改善をはかっていきましょう。

また、毎日のスキンケアでは、「皮脂を落としすぎない」「肌に刺激を与えない」「保湿は十分に」の3点を意識して、やさしい洗顔と保湿ケアを心がけましょう。

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