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ダニ感染症の一種「ツツガムシ病」の原因・症状・治療法

更新日:2016/12/09 公開日:2014/05/15

虫による皮膚疾患

ツツガムシというダニの一種に刺されることで感染する病気、ツツガムシ病。人間から人間へ感染することはありませんが、重症化して死亡する危険性があります。特に畑作業や野山に散策に行くときは要注意です。ここではツツガムシ病の症状と特徴、治療について詳しく解説します。

ツツガムシ病

ツツガムシ病とは

ツツガムシ病はツツガムシというダニの一種の幼虫に刺されて、ツツガムシリッチケアという病原体に感染することで生じます。放置して治療が遅れると重症化し、死に至ることもある危険な病気です。特に春から初夏、秋から初冬にかけてよくみられます。

ツツガムシとは

ツツガムシ病の原因であるツツガムシは、野山や田畑などに多く生息しています。ツツガムシ病の原因になるのは幼虫の時だけです。草むらに身を潜めており、人間や動物が通ると身体を刺して体液を吸い込みます。成虫は主に地中に生息しているので人間や動物を刺すことはありません。幼虫は約0.2ミリと極めて小さいのが特徴です。

ツツガムシ病の症状

ツツガムシ病は約5日~14日の潜伏期間を経てから実際に症状が出はじめます。刺されたばかりの時は、かゆみや痛みもないので多くの場合は気がつきません。

次第に風邪のような症状が現れはじめます。身体に倦怠感を覚えたり、食欲がなくなったり、頭痛を覚えることもあります。

次に39℃以上の高熱を発して、背中や胸、腹部に赤褐色の斑点が現れます。ツツガムシの幼虫が刺した場所はかさぶたのように腫れることもあります。またツツガムシは皮膚が柔らかくて湿気がある場所を好むので脇の下や下腹部、股や陰部が多く刺されるのも特徴です。重症化すると多臓器不全になり死亡するケースもあります。

ツツガムシ病の治療

ツツガムシ病は抗菌薬を用いることで比較的早い回復が期待できる病気です。症状が現れたらすぐにドクターの診断を受けましょう。治療が遅れて適切な治療を施さないと重症化して死に至ることもあるので注意が必要です。受診する際は症状がどのように現れてきたかをドクターに説明することも大切です。

ツツガムシ病の予防

ツツガムシ病の予防はダニに刺されないようにすることです。春から初夏、秋から初冬の発生時期には野山や田畑の感染地域を避けることが大切です。

もしも立ち入る場合には肌を露出しないよう、長袖や長ズボンを着用し、虫よけスプレーなどでダニが近寄らないようにしましょう。帰宅後には付着したダニをキレイに洗い流すことが重要です。

この病気・症状の初診に向いている科 皮膚科

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