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30代に増えている「ナイロンタオル黒皮症」の原因と対処法・予防法

更新日:2016/12/09 公開日:2014/05/21

色素異常症

ナイロンタオル黒皮症は、その名の通りナイロンタオルが原因で皮膚が黒褐色に変色する皮膚の病気です。お風呂に入って身体を洗う時に多くの方が使っているナイロンタオル。あのザラザラな素材で身体を洗うと汚れがすっかり落ちるような気がして、とても気持ちが良いものですが、実はそれが皮膚にとっては大敵です。ナイロンタオル黒皮症は30代を中心に増えている病気です。ここではナイロンタオル黒皮症の症状や原因、対策について詳しく解説します。

ナイロンタオル黒皮症

ナイロンタオル黒皮症とは?

ナイロンタオル黒皮症とは入浴時に使うナイロンタオルにより、皮膚が繰り返し摩擦を受けることで、色素沈着が起こり黒褐色に変色する状態を示します。

強くゴシゴシとこすった方が皮膚が清潔になるように感じる場合もあり、多くの方が使用していますが、実は皮膚にとってナイロンタオルは大敵です。現在、症状が表れている方は30代を中心に増加しています。

ナイロンタオル黒皮症の原因

皮膚は摩擦刺激を繰り返すとメラニン色素を生成します。すると色素沈着を起こし、黒褐色に変色します。本来であればメラニン色素は皮膚の表面に存在しますが、何度もこすると真皮層(皮膚の奥深い部分)に侵入してしまいます。

ナイロンタオル黒皮症はその名の通り、ナイロンタオルで何度も繰り返し皮膚をこすったことが原因で症状が現れます。

ナイロンタオル黒皮症の症状

ナイロンタオル黒皮症はナイロンタオルで何度も繰り返しこすったことが原因ですから、身体のあらゆる部分に生じます。そのなかでも、背中の上部から肩にかけて生じることが多いと言われています。

多くの場合、左右対称に境界がハッキリした黒褐色の色素沈着が斑点状、もしくは帯状に現れます。かゆみや痛みなどの自覚症状は一切ありません。

ナイロンタオル黒皮症の治療

ナイロンタオル黒皮症はメラニン色素による変色なので、放っておいても健康を害したり重症化したりすることはありません。また他の疾患を伴うこともありません。しかし見た目が似ている皮膚アミロイドーシスやアジソン病との鑑別が必要になる場合もあります。

特別な治療は必要ありませんが、美容面から見て気になる場合はビタミンC内服薬やハイドロキノン外用薬を用いて治療します。日常的に気を付けることはナイロンタオルの使用を止め、洗い過ぎやこすり過ぎといった習慣を改善していくことが大切です。適切な身体の洗い方を身につけて習慣化させていきましょう。

この病気・症状の初診に向いている科 皮膚科

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